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【日本ドラマ】TVerにあがっている過去作、いくつか見てみましたが、あえなく挫折したものについて。

見たい作品リストにたくさん待機作があるというのに、TVerに過去作があがってくるとつい見ずにはいられない。

今回もいくつか見ているのですが、その中で挫折した作品をあげます。

『偽装の夫婦』(2015)

偽装結婚ネタは、契約結婚ものも含め、昔から今に至るまで定期的に取り上げられるテーマですが、そもそもあんまり好きではありません。偽装で結婚しなきゃならない理由がよくわからないんですよ。

本作ではそれが、男がゲイであることに加え、その母親が数ヶ月の命ということになっています。母が息子の結婚を強く望んでいるために、母が亡くなるまでの間、夫婦のふりをしてほしい、ということなんですね。しかもそれを昔自分がふった女に、かるーい調子でお願いする。まあ、コメディなので。

たぶん私の個人的な趣味の話になってしまいますが、「親が子どもに結婚しろと迫る」話が好きじゃないです。もっというと、「親から結婚しろと迫られてそれを跳ね除けられない子どもの」話が嫌なんですね。

もちろん世の中にはまだそういう話があるのでしょう。でも私は、もうその話はいいよ、と思ってしまうんです。しかも本作の息子、45歳ですよ?

試しに見てみましたが、やっぱりめんどくさくなって第2話の途中でやめてしまいました。

『好きな人がいること』(2016)

今、山崎賢人さんをみるシリーズを勝手に開催してまして、その流れで見てみました。

「いがみ合っていた二人がいつしか惹かれ合う」話、これもラブコメ界では定期的にあるテーマですよね。しょうがないとは思うんですが、苦手です。いがみ合ってるフェーズがめんどくさいんですよ。どうせ惹かれ合うのわかってるんで。怒鳴りあったりしてうるさいし。少し前だと『彼女はキレイだった』(2021)なんかが典型的で、日韓両バージョン見ましたけど、かなりキツかった。

桐谷美玲さんの出演作を見たのはこれが初めてなので、他でどんな演技をされるのかわかりませんが、本作はこのヒロインのキャラが苦手な上、彼女の声も耳触りが悪く感じてしまいました。図星をつかれて素直になれなくてアタフタしながらあれこれ言い訳を並べるシーンのガチャガチャ感がキツかった。(『彼女はキレイだった』のヒロインのキャラもそんな感じでした)

それだけじゃなくて、目当ての山崎賢人さんのキャラも、うわーってやつで。わかります、わかりますよ? 意地っ張りで素直になれなくて照れ隠しでキツくなっちゃう性格なんですよね? ツンデレなのかもしれない(デレの部分は見てないが)。でもこういうのも流石にもうキツくないですか? こういう男が好き、っていう人もまあまだいるのかもしれないですが。イケメンだから許してる、ってことじゃないですか?
ま、でも本作は2016年の制作、まだまだアリだったのかもしれません。

それでも第6話まで見ました。転換点を迎えてるのですが、次回はもういいかなってなっちゃいました。

『アンサング・シンデレラ』(2020)

何度も書いててしつこくてすみませんが、基本的に病院ものが苦手です。その理由って色々あるのですが、一番は「いやいや、そんなわけないでしょう」っていうことが絶対あるから、かもしれません。

別にドラマなんだからいいじゃん、と思えば思えるでしょう。それで面白いと思えるなら見ます。

本作は、毎回おかしいし、よく考えたらそもそもおかしいんじゃ? ってなりました。

薬剤師の仕事は立派だし、薬剤師になるのってすごく大変なのに、一般的に軽んじられている傾向にあるのを是正したい気持ちはよーくわかります。それでもやっぱり、医師や看護師の領域を常に侵してくるのはやりすぎじゃない? って思ってしまいます。

そこ、医師や看護師が気づくんじゃない? いっつも見落とされてて、薬剤師が気づくの? なんでいつも患者の一番近くにいるの? っていうのが毎回だと、石原さとみさんの口調にもイライラしてきます。

第7話まで見て、あら私、なんでイライラしながらも続けて見てるのかしら? って我に返りました。

* * *

いつもは挫折作品についてはほとんど書いていないのですが、気づいたら結構な時間を費やしていたので、ちょっと書いちゃおうと思い立ちました。

見始めるとついダラダラと見てしまうのですが、早々に見切る勇気も必要ですね。と思う反面、こうして書いてみると、自分の好みが改めてわかって、それもまたいいことなのかもしれない、と思ったりもします。
人間万事塞翁が馬? ちょっと違うか…



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