【日本ドラマ】2024年秋ドラマ短信3
連日新作の第1話鑑賞で、頭の中は平気なんですが、目が疲れて笑。
仕事もプライベートもほぼ常にパソコンのモニターを見ているという状況…
まあ、今に限ったことでもないのですが。
『無能の鷹』
めちゃくちゃ有能そうに見えるけど超絶無能な会社員・鷹野ツメ子(菜々緒さん演)が、(たぶん)巧まずしていい感じの働きをしてしまう話。漫画原作。
今こういう人を雇っていられる企業ってほとんどないんじゃないかと思います。ホチキス止めはコピー機がしてくれるし。そもそもあんまり紙の資料配らない気もする。バブル時代の匂いがしますね。あの時代への郷愁も込められているんでしょうか。
人の評価を超越している存在によって、気弱なサラリーマンが成長していく話のようです。誰もがいいところを持っている、能力の基準は一つではない、という、見る人を勇気付けるようなドラマになるんでしょうか。少なくとも、舞台はとっても平和な会社に見えます。
『モンスター』
変わり者弁護士系。そして高校の時に司法試験に受かっているというやつ。趣里さんはこういう役に合ってますね。
ストーリーとしては、開始早々に大体想像がつき、14分ぐらいでほぼ全容解明してしまう感じ。
つまり事件解明自体はドラマの主眼ではなく、やはり法廷でどう戦うか、いや、それ以上に「そこに至る過程」の方なのでしょう。
視聴前、“モンスター”は主人公の弁護士かと思っていましたが、どうやら違う様子。事件の関係者の中にモンスターはいる、という感じでいくのかなあ。そしてそれは必ずしも裁判で有罪となる人物ではない、みたいな。だとするとちょっと新しい。
たまたま初回はそんな感じでしたが、次回はどうでしょうか。
見てみようかな。
『ライオンの隠れ家』
今期あまり重いシリアスドラマは見たくないので躊躇しつつも、坂東龍汰さん目当てで視聴しました。坂東さんは期待通り自閉スペクトラム症の青年・小森美路人役にしっかりハマっています。柳楽優弥さんもいい。
ライオンと名乗る謎の男の子(佐藤大空さん演)の母親は尾野真千子さんらしい。ドラマは久々では? ライオンの体にはあざがあり、母親の顔にもあったような…
一方で、どうやら人探しをしている男(向井理さん演)…
初回は色々とチラ見せ状態で、しっかりとサスペンスしています。これから徐々に背景がわかっていくのでしょうね。
心配したほど重くはなさそうだし坂東龍汰さんが素晴らしいので、引き続き見ていきます。
『私たちが恋する理由』
一応見てみたのですが、どうしてもサラリーマンの恋愛に関心が持てず、流してしまいました。もうほんと単純に好みの問題。
菊池風磨さんのファンだったり、恋愛ものが好きな人にはいいかも。
『嘘解きレトリック』
昭和初期が舞台で、貧乏探偵・祝 左右馬(鈴鹿央士さん演)と嘘を聞き分ける能力を持つ浦部鹿乃子(松本穂香さん演)が事件を解決していく物語。漫画原作。
嘘を聞き分ける、というと『准教授・高槻彰良の推察』をすぐに思い出しました。
深く考えると、実は「嘘」の定義って難しい気がします。嘘のつもりはなかったけど結果的に嘘になることもあるし。ま、それはいいとして。
どうやら祝探偵もなんらかの特殊能力がある様子。謎解きでなくて嘘解き、というのがミソのようですが、嘘を見破ることによって謎を解くことにはなるようです。
昭和初期という時代の世界観と、祝探偵と鹿乃子助手のほんわかしたバディが事件を解決するストーリーは、家族で見ても安心、な健全ドラマという感じですね。
『離婚後夜』
ひたすら静かな恋愛?ドラマ。漫画原作。
夫の浮気現場を見たけれど、取り乱さない香帆(久保田紗友さん演)。内心は乱れているのだろうけれど。夫は逆ギレで香帆を傷つける酷い言葉を言ってくるけど、大騒ぎってほどでもなく。この手の夫をみると、相手のこと好きじゃないのになぜ結婚してるんだろうって思いますけど、色々理由があるんでしょうね。「都合がいい」とかって、好きでもない人と一緒にいる理由になるんですかねえ… よほどの地位とかお金とかを伴うならまた別の話になるんでしょうけど。
タイトル通り、香帆が離婚したところから始まる物語らしいので、初回はその前夜ということか。
公式サイトから、原作漫画をチラ見してみましたが、だいぶ甘々な雰囲気。ドラマはもっとあっさりしてますね。
初回ではおもしろくなるのかならないのか、判断しかねる… 静かなのはいいけど。
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以上、今回も6作品でした。
次くらいで終わるかなと思っています。
みなさまも良いご視聴を。