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【日本ドラマ】2023年秋ドラマ短信2

秋ドラマ、ほとんど始まってしまった感じでしょうか。
初回〜2回目くらいまでの感想をごく簡単に書いてみる短信の2です。

短信1はこちら→⭐️

今期なに見るリストはこちらです。


『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』

『ブラックリベンジ』(2017)『ブラックスキャンダル』(2018)の系譜。
今回は家族ぐるみでの復讐。
ブラックファミリー、だとなんかダメだったんでしょうかね。“ファミリア”に合わせるなら“ネグロ”なんでしょうけど、あくまでも“ブラック”の系譜なので、というところでしょうか。
ってまったくどうでもいいですね、そんなことは。

復讐ものは嫌いではないですが、次回も絶対見たい!という感じではなかったな。つまらないわけじゃないですけれど。定型過ぎて少し工夫が欲しい感じがする。ただ、筒井真理子さんが好きなんだなあ…
見て行くかどうかは保留。

『うちの弁護士は手がかかる』

1話完結系の弁護士バディもの。
話も形も良くある感じのドラマだけれど、一味違うのはパラリーガルが元芸能マネージャーということ。
ムロツヨシさん扮するパラリーガルは30年のキャリアを持つ芸能マネージャーだったがある日突然クビになる。そしてひょんなことから、平手友梨奈さん扮する空気読めない系の弁護士のパラリーガルとなる。芸能マネージャーとして培ってきたスキルをパラリーガルの仕事に生かす、という、異業種能力活用系のドラマ。
平手さんはイメージ通りの役だし、ムロさんはコメディとシリアスを行き来できるところが生かされている感じ。

『単身花日』

愛する妻と子を東京に置いて、生まれ故郷の九州へ単身赴任し、初恋の子に再開、気持ちが少し揺れただけだったのに、その子の罠にハマって行く(感じなのかなこの先)…
重岡大毅さんって優柔不断な流されタイプの男がよく似合う。
本作はなに見るリストに入れなかったけれど、不倫ものなので視聴必須なやつだったな。
ところが、本作がおもしろいかどうかの前に、今期はなんか不倫ものがめんどくさくなっちゃったなーと思っていて…
たぶん流し見になると思う。

『トクメイ! 警視庁特別会計係』

経費削減に焦点を当てた警察コメディ。
内勤の会計係がその知識や思考を活かして事件解決にひと役買う、という異業種能力活用系ドラマ。
私にはちょっと騒がし過ぎて見ているのがきつい。

『マイ・セカンド・アオハル』

30歳の行き詰まった社会人が大学生になって学び直す話。
学び直しの話は全然いいと思う。でも「アオハル」っていう言葉が書くだけでもゾワッとくる…
恋とかも絡んでくるんだろうけど、学びにフォーカスして欲しいなと思う。
次回見るかっていうと、わからないな。

『コタツがない家』

ウェディングプランナー兼社長としてバリバリ働く女性が、何年も描けなくなっている漫画家でグータラな夫、熟年離婚された頑固な父、進路に迷う息子、3人の男たちをまとめて背負っていくホームドラマ。
思ったほど惹きつけられなかったけど、最後どのように着地するのか見たい気がする。
次回もたぶん見ます。

『フェルマーの料理』

数学者を目指していた高校生が、自身の限界に気づき目標を見失ったときに出会ったシェフに才能を見出され、料理の世界に飛び込む。そこで数学的思考を活かしながら成長して行く話(たぶん)。いかにも「原作は少年漫画」な感じ。
1話のナポリタンが超絶うまかったのは「数学的思考で(逆算して)調理」したから、みたいな流れだったけど、いや、それ、数学的思考なのか?とは思った。逆算っていうのは、正解を知ってるからなので、つまり超絶うまい仕上がり状態を知っているからこそできること。その「超絶うまい状態を知っている(あるいは想像できる)」のは別に数学的じゃなくて、やっぱり普通に料理の才能あるんじゃん。違う? そして温度やら時間やらって、むしろ物理や化学?
とまれ、異業種能力活用系のドラマ、ということになるのかな。
ところで主人公を演じる高橋文哉さんは調理師免許持ってるそうですね。

『ハイエナ』

同名韓国ドラマの日本リメイク。
厳しい過去を生きてきた女性弁護士を、韓国ではキム・ヘスさんが演じた。篠原涼子さんにあの凄みを出せるんだろうか、と思って見たが、やはりちょっと物足りない感じ。篠原涼子さんって演技うまいとされているんだろうか? 私にはちょっとよくわからない。いつも篠原涼子さんにしか見えないので。
彼女が演じた『ハケンの品格』の韓国リメイクをキム・ヘスさんが演じたそうで、何かお二人に通じるイメージがあるんだろうか(綾野剛さんの演じる役を韓国リメイクでソン・ソックさんが演じる、みたいなことでしょうが、このお二人も別に共通するイメージはない気が私にはする)。
リメイクものなので、一応追おうとは思うが、流し見になっちゃうだろうな…

『泥濘の食卓』

いわゆる毒親に育てられて自己肯定感が低い主人公が、職場のスーパーの店長と不倫しているが、別れて欲しいと言われる。どうしても別れたくない主人公がストーカーっぽくなって行く?のかなこれから。
春ドラマ『夫婦が壊れるとき』で不倫男を演じた吉沢悠さんが不倫店長。
これもなあ…不倫ものなので視聴必須なのですが、あんまり乗り気しないなあ… そしてこちらにも筒井真理子さんが出てるんだな。
『単身花日』はヤバい女に狙いをつけられる男の側、本作は(たぶん)だんだんヤバくなって行く女の側を描くっぽい。
どっちも「もうやめときな」っていうような話。笑

『セクシー田中さん』

“変わってる”人、経理の田中さんが実はセクシーなベリーダンサー。色々もやもやくすぶっている同僚OLがたまたま彼女のダンスをみて、そのかっこよさに惹かれる。そして推し活をしながら、これまで周囲に流されて「普通」を目指してきた自分を見つめ直すことになる。
たぶん全女の子に捧ぐ、女の子頑張れドラマ。
どこかに居場所があれば、人は強くなれる、って話でもあるかも。
次回も見ます。

* * *

以上、10作品に駆け足で触れました。
たぶんまだまだあったはず… なかなか拾いきれません。
ちなみに朝ドラ『ブギウギ』は今のところついていけてます。

それではみなさま、よいご視聴を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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