美佐江とヨンジン
『虎に翼』新潟編に登場した学生の美佐江は、気に入った人に赤いブレスレットを贈り、自分の支配下に置いていくというなかなかのサイコです。事情があるのかもしれませんが、今のところまだはっきりしていません。
その美佐江役を演じている片岡凛さん、初見で誰かに似ているなあと思いました。
すぐに思い浮かんだのが、韓国ドラマ『グローリー』でパク・ヨンジンを演じたイム・ジヨンさんです。
『グローリー』は、壮絶ないじめ(というか、学生によるかなり酷い継続的な障害事件)とその復讐を描くドラマ。パク・ヨンジンは裕福な家の子女で、いわゆるスクールカーストのトップに立っている。
美佐江とヨンジンは、なに不自由なく恵まれた環境にいるけれども、おそらくはなにかが不足していて、情緒的に問題を抱えている。
この写真はそこまで似ていないかもしれませんが、地位と魅力で人を取り込んで操る女性という設定が醸し出す雰囲気が似ていると感じました。ちょっと怖い笑顔とか。
まあ、ヨンジンのほうが激しいし怖いし酷いのですけれども。美佐江は犯罪に加担してはいても、“いじめ”のような卑劣なことはしていないので、ヨンジンのような酷さはない。でも美佐江のほうが冷静だから逆に怖いのか…? というか、美佐江は問題を抱えているというより、問題意識を抱えていて、それを実践によって解明しようとしているのか…(歪んだ形で)?
そのあたりはこれからわかっていくのかもしれません。
色々恵まれているのに問題を抱えてしまう女性というキャラクター設定はよく見るのですが、あまり実生活で見かけたことがありません。実際よくいるのでしょうか。
男性の方は、定期的に名門大学とかで事件起こしたりしている印象がありますが…
ま、これはドラマと関係ない話ですね。
『虎に翼』、引き続き楽しんで行きます。
みなさまも、良いご視聴を。