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【日本ドラマ】2024年秋ドラマ短信4

6本揃うまで、と思っていたら、この記事を書き始めてから結構時間が経ってしまいました。
たぶんこれが最後の短信。か、あと1記事くらいかも。

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『私の町の千葉くんは。』

高校時代に好きだった男の子千葉くんこと千葉悠⼀(犬飼貴丈さん演)の弟・千葉悠⼈(⼭下幸輝さん演)が、主人公の⼩野寺マチ(井桁弘恵さん演)が現在教師をしている学校に転校してくる。漫画原作。

ちょっとぉ、教師が生徒から学ランのボタンしめて、って言われてやるかぁ? って思ってたら、続いて男女逆のシチュエーションが展開されていて、同僚にあれはダメだわーって言われるシーン。そうだよねー。

三角関係ラブストーリーということですが、ラストに初恋の相手千葉くん兄登場で初回はおしまい。
悠⼀はマチの初恋相手だったけど、マチは悠⼈の初恋相手だったのかもね。
そういうワケありなのかもですが、個人的に高校の女性教師に恋する高校生男子って苦手。笑

『つづ井さん』

オタクのつづ井さんとオタクを通して繋がれた“前世からの友”たちの、前編実話のオタクライフ。コミックエッセイ原作。

オタクの日常をへーっと思いながら見るか、同じオタクとして「あるある〜」と見るか、そんな感じでしょうか。
初めて三次元の推しができた、でまるで彼氏ができたかのような盛り上がりを見せる推し友たち。気の合う友達との日々、楽しそうだなー。
平和な日常ドラマが好きな人向け。

『高杉さん家のおべんとう』

突然、いとこの中学生・高杉久留里(平澤宏々路さん演)の後見人になった青年・高杉温巳(小山慶一郎さん演)が、家族の絆作りのためにお弁当作りに奮闘する話(であってますかね?)。

この手のドラマにありがちなモノローグ(心の声)多め。
ドラマの中ではお弁当作りに重きをおくというほどでもなく、たぶんちょっと歳の離れたいとこ同士がいい感じの家族になって行く過程を、お弁当を通して描いて行くって感じなんでしょうか。ごはんには愛を込めることができるという話かな。見る前はどうかなーって思ったけど、意外と悪くない。

『わたしの宝物』

夫の顔色をうかがいつつ健気に家事をこなす専業主婦・神崎美羽(松本若菜さん演)、デフォルトで不機嫌、明るく接する妻に「笑うな」とまで言ってしまうモラハラ夫・神崎宏樹(田中 圭さん演)。序盤からピリピリの空気です。

いやーほんと、なぜこういう状態なのに結婚してるのかなって思うけど、こういう夫婦って現実に多いんだろうか。外面だけ良くて妻に甘えまくりの夫。腹立つー。もう別れようよー。こんな男の子ども欲しいの?
(でも、あんまり仲良くないのに子ども欲しいっていう夫婦結構いるんだよね、不思議なことに)

っていうのが序盤見ながら思っていたこと。

しかし、こんな夫婦でももちろん仲がとても良かった時もあったし、こんな関係になったのもワケありではあるんですね(当たり前か)。それには美羽の実家のことなんかも絡んでるらしくて、今のこの関係性に納得感を与えるような背景。にしても…だけど。
松本若菜さんも田中圭さんも、とてもいいです。

美羽はまるで自分の化身のような鳥を飼っています。それは幼馴染・冬月稜(深澤辰哉さん演)との思い出にも繋がっている。そして「托卵」にも。

美羽が「托卵」を決意するのも、なるほどね、というなりゆき。本当は、ここで離婚を決意するべきなんでしょうが、「悪女」になることを決めます。なんでしょうね。経済的な理由? 社会的立場?
その辺りは次週以降においおいわかって行くのかもしれません。
次回も見ます。

『海に眠るダイヤモンド』

冒頭、過去の長崎県・端島とそこから離れる船。舞台変わって、現代の歌舞伎町、ホストクラブ。さらに現代の長崎へ飛び、そこから再び過去の端島へ。そんな感じで過去と現在を行ったり来たりする構成。この頻繁な行き来が、現在の視聴者に合ったテンポなのかもなと思う。

宮本信子さん扮する謎の年配女性いづみが、掛けの“姫”に飛ばれたホスト玲央(神木隆之介さん演)に「私と結婚しない?」と持ちかける。玲央はどうやらいづみの過去に関係が合った人に似ているらしい。多くのことを明示しないまま場面が過去と現在を行き来するうち、なんとなく背景はこうなのかなと視聴者に想像させる。サスペンスの一種ですね。

今はなき炭鉱の島という、そこにいた者でなければ詳細は知り得ない特殊な場所を舞台にしているので、それだけでも興味深い。これからどんな物語が展開されるんだろうと期待してしまいます。

本作を視聴した日、神木さんの玲央、ライト(西垣匠さん演)、ミカエル(内藤秀一郎)が勤めているHeaven's Jailのアドトラック見ました。写真撮ればよかったかな?笑 みなさん普通にホストだった。本当のホストクラブのアドトラックってもっとギラギラしてるけど。

『マイダイアリー』

社会人一年目の主人公が、小さなきっかけで過去を振り返る話らしいです。初回は大学時代しか出てこなかったので、公式サイトを見て知りました。漫画原作かなと思いきや、ドラマオリジナル作品。

初回は数学ギフテッド(で、アメリカで挫折?)の徳永広海(佐野勇斗さん演)が中心だったので主人公なのかなと思ったのですが、たぶん恩村優希(清原果耶さん演)なんですね。

全体的にふわっとしていて淡々とした空気の中で話が少しづつ動く感じ。
それはいいんですが、広海のような人物、つまり距離感近めの和田虎之介(望月歩さん演)のような人物に「友達だろ」って言われて「そういうのいいです」っていうような人物が、流れとはいえ優希を映画に誘うものだろうか、っていう疑問は残りました。誘うにしてももっと時間が必要って気がする。若干都合いいなって思ってしまった。

とはいえ、社会人になってから振り返るところはどんな感じなのか気にならなくはないので、もうちょっと見てみようかな。

* * *

以上、今回も6作品でした。
そろそろ出揃って、何を継続視聴するか決める時期になってきました。
今期もできる限り絞り込みたいと思っていますが、どうなることやら。

みなさまも、良いご視聴を。


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