なんにもない
先日、寒い夜道を歩いていて
ふと、「なんにもないなぁ」と思った。
悲観的でも、絶望感的でもなく、
さっぱりとした気持ちでそう思った。
と同時に、
「どこにでもいける」
「いろんなことができる」
と思えた。
いろんなもの、
持っているようで
持っていない。
この人生で借りている。
あるものは大切にしたいけれど、
「自分のもの」というよりは
生きている間、期間限定で
借りているもののような、
そんな感覚。
重くなったものを
手放す勇気があれば、
身軽になれることだってある。
もう少し遠くまで行ける気がしてくる。
必要なものは、その時々で変わっていく。
今ここにあるものは
今必要なものなんだろう。
丁寧に抱きしめていても、
すり抜けて、
なくしてしまうこともあるけれど
自分なりに大切にしていこう。