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スキップするように生きていきたい


最近は小説をあまり読んでいない。気持ちが焦っていて、ゆっくり腰を据えて読むイメージのある小説をあえて選んでいないのだと思う。

ひとつ気になることがあると、脳内を占領されがちなので困ったものだ。

そんなときでも、ページを開けばすーっとまあるい気持ちになれる本がある。それは、こやまこいこさんの「スキップするように生きていきたい」。

まずタイトルがいい。シリアスとネガティブの回路を使いすぎて相当太くなっているんじゃない!?と思っているので、このタイトルに希望や理想がぎゅっと凝縮されている。

スキップするように生きていきたい!!


どうしてだかきゅーんとする。(謎)
表紙もほんわか可愛らしい。ふっと目の端でとらえると条件反射で”ふわり”と緩むので、本棚のよく目に入る位置に置いている。中身を紹介するまでにかなり行数使っちゃってるやん…!

登場人物は、うっかりやのぴりこと、いつでも元気な娘こつぶ、食べることが大好きな夫・しびれの3人家族。とくに何かが起こるわけではないけれど、3人のほのぼのした暮らしが綴られた小さな町のコミックエッセイ。

丁寧な暮らしには憧れるけれど、まいにちをそんなにおしゃれには過ごせないのが正直なところ。ぴりこさん家の暮らしを垣間見ると、自分がしんどくならないちょうどいい塩梅というものを教えてくれる。

たとえば、疲れたお昼はもう納豆ご飯だけでもいいし、お昼寝を堪能して家事を後回しにしてもよし…!という感じに。手を抜いてばかりでもなくて、夜にバナナケーキを焼くなど日常にちょっとした特別を散りばめる工夫も忘れずにいる。

夫・しびれさんが作る”シナモンバナナトースト”は、嗅覚が勝手に反応しだして、読みながらシナモンの香りが漂ってくるような感覚になった笑。次の日にはさっそくシナモンパウダーを買いにスーパーへ。

ほのぼのしたイラストとほんわかエピソードは、どんな心模様のときでも素直に入り込めるから不思議。スキップするほどまで気持ちが上がらなくとも、本を開く前より明らかに心が軽くなっている。

”元気がでないときはまずこの本を開く”という、コーピングを作っておくのもお守りになる☆


たった5分でもいい。
忙しい思考やタスクだらけの日常から離れて、
本の世界へいってみませんか。





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嬉しくて飛び跳ねちゃいます♡