やる気がない自分は本当にダメなのか?
「やる気がない」ことはいけないことじゃない。
「やる気がない自分はなんてダメなんだ」という考えがいけない。
こんな言葉を聞いた。
誰がどこで言った言葉なのかも忘れたけど、言葉自体は強烈に覚えている。
なぜか。
まさにそうだと思ったから。
「やる気がない」状態というのは、たいていマイナスのイメージをもたらす。たぶん、非生産的に見えるから(そう見えるだけで本当にそうとは限らない)。
しかし、だからといって、24時間365日、ずっとやる気がある状態が続くかと言われると、そうではない。
そして、「やる気の有無」というのは、自分ではコントロールできない事柄でもある。
それなのに、たまたまやる気がないときに、「こんな自分はなんてダメなんだ」と思いがち。そして辛くなる。
落ち着いて考えれば、やる気がないだけでは辛くはない。
やる気がないことを責めるとき、辛くなるのだ。
だから、やる気がない程度で、自分を責める必要はない。
ぜんぶひっくるめて、自己肯定すればいい。これもまた自分だと。
それに、やる気がないことは、ごく当たり前に起こりうる自然現象。雨が降っているみたいなもの。
それを責めても辛いだけ。
無理をしてもいい結果は残せない。
そういう精神力は、やる気があるとき、あと一歩踏み出すときのためにとっておこう。