![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75352414/rectangle_large_type_2_27f46bef50bf2e8b667feb44cd18083a.png?width=1200)
変化を拒絶する感情、現状を否定する理性
「なにもしたくない、できない」と苦しく胸を痛めつける感情がある。
「このままでは駄目だ、逃げるな」と厳しく胸を斬りつける理性がある。
変化を拒絶する感情。現状を否定する理性。
どちらも、暴走しがち。
そして、その板挟みにあう自意識が、悲鳴を上げる。
こんなとき、どうすればいいんだろう。
理性的に考えれば、行動したほうがいい気がする。
感情とは、一時的なもの。
リスクを回避するための警報が、暴走しているだけ。
新しい環境に飛び込んだとしても、じきに、慣れる。
そんなに怖がるほど、現実は怖いところじゃない。
そう、学んできたつもりだったけど。
これじゃあ感情が納得しない。
感情が納得しなければ、結局、人は動けない。
今まで押し殺してきて、耐えきれずに暴走し始めた感情は、再び潰されることを極端に拒む。
身体をも支配して、拒む。
これを納得させなければ、結局、意味がない。
だって、進めないのだから。もはや、物理的に。
そのために、何が必要なのだろうか。
一歩前に進む勇気を、どうすれば得られるのだろうか。
未来の目標を見据える? 誰かに背中を押してもらう?
こんなこと、誰も教えてくれない。
一人ひとり、違うものだから。
だから、考える。
自分自身が納得できるように、考え抜く。
その過程は、決して無駄なんかじゃない。
前に進む一歩を、どうすれば踏み出せるか。
それを考えることがすでに、一歩踏み出しているということだから。