放課後施設の中学生死亡、代表ら再逮捕へ 業過致死疑い
障害がある子どもらが通う放課後等デイサービス施設で、利用者への暴行容疑で運営会社代表らが逮捕された事件で、大阪府警は12日、注意義務を怠り施設に通う男子中学生を川で死亡させたとして、代表の男らを業務上過失致死の疑いで再逮捕する方針を固めた。
再逮捕するのは「アルプスの森」(大阪府吹田市)の運営会社「ミヤビ」(同市)の代表社員、宇津慎史容疑者(60)と、兄で同社社員の雅美容疑者(65)。
同施設では2022年12月、重度の知的障害があり施設に通っていた男子中学生(当時13)が、送迎バスから降りた後に行方不明になり、その後近くの川で死亡しているのが見つかった。
捜査関係者によると、容疑者らは中学生を送迎バスから降ろす際などに、腕をしっかり持ち2人で対応するといった業務上の注意義務を怠り、施設外に飛び出させ、川で溺死させた疑いが持たれている。
また再逮捕される2人は11月、利用者の男子高校生の顔面をバランスボールで殴るなどしたとして、暴行の疑いで逮捕された。
このような事件が続くと行政機関もこのような施設設立時、定期的な施設への抜き打ちの立ち入り検査が、必要になってくるだろう。
お亡くなりになった清水悠生君(13)のご冥福をお祈りするとともに、今後、このような事件が無くなるような対策を民間事業者だけでなく、行政機関も対策を行って頂きたいと心から願うばかりです。