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《詩》ひとり
恩師が言っていました
人は
親がいようが
友達がいようが
恋人がいようが
生まれてから死ぬまで
人は皆ひとりで生きていくのだと。
私はまだその言葉の奥深さを理解はできませんが
きっと、何となく言いたいことはわかります
誰かが傍にいたとしても
ひとりで生きていく力を持たなければならないと
親に育ててもらったとしても
その後生きて踏ん張って立ち上がって歩くのは
自分自身なのだと
恋人がいたとしても
共に慰め合い傷を癒す事は出来ても
全てを理解したりすることは出来ないということも
人は皆、根本的にひとりです
誰かに救われたいと思う心もありますでしょう
ですが
大人になっていくにつれて
自分の喜怒哀楽も、感受性も、機嫌も
自分自身で制御して向き合わなければならないと
いい事だけが続く訳ではありませんので
人生は嫌な事も面倒な事も自分でどうにかしないといけません。
その中で1人では埋められないさみしさを
誰かで補っているだけなのでしょう
大人とはそういう事なのでしょう。