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《詩》📘冬の海

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寒くてたまらないのに
2人はお互いを温めあっていた。

寒くてたまらないのに
冷たい風に当たり合いたくなっていた。

君に包まれて囁かれた愛に
一生分の愛を感じた。

幸せはこういうことなのだろうなと知ってしまったから

皆に言いふらしたくなる程の幸せだ

海に叫んだ愛は愛おしく微笑ましかった。


「まほうの青い本」より

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