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"その日"は突然やってくる 「明日帰れ」と言われても後悔しない日々を過ごせてる?


帰国内示は突然に

この春、本帰国が決まった。

内示を受けたのは2月中旬に差し掛かった頃。

もうすぐ駐在期間が3年半になるので、「春には帰国かもね」なんて会話を夫婦ではよくしていたし、友人に対しても冗談半分でそんな話をチラつかせていた。「期間限定の身」なのでいつか帰ることは分かっており、時期的にある程度の覚悟もしていた。

しかし実際に帰任内示が出るまでは100%自分事として捉えきれていない部分もあり、「うちはまだ先かな~」なんて内心願っていた部分もあった。

そのため約2週間前に本帰国が決まってからというものの、どこかフワフワとした気持ちで日々を過ごしている。

2021年12月に渡米。この春でニューヨーク生活は約3年半に。

やることが多すぎて心が追い付かない

これを執筆しているのが2月下旬、内示が出て2週間と少し。実はこの短期間に、

・大量の断捨離 ※ごみ袋で10袋分くらい
・自宅にてガレージセール開催×2日間
・日本の新居決定
・引っ越し見積もり→船便(第一便)の日程確定
・現在の家の解約手続き ※通知書の提出

と、一気にやるべきことが押し寄せていた。

え、もうちょっと時間に余裕があると思ったんだけど皆こんな感じなの?(軽く…いや、かなりの衝撃)

棚などの大きいものも既に一部処分。ゴミはこの2週間で何袋分捨てたことか…

こうしたタスクは割と「ゲーム感覚」で楽しめるタイプの人間ではあるのだが、それにしてもスピード感がすごすぎて、目の前の現実に心がついていけない瞬間もあった。

特にここ数日は趣味だった読書や朝ヨガにもいまいち身が入らなくなり、SNSやYouTubeを見てただボーっとする時間が増加。思考力鈍ってるなぁ、疲れてるなぁと自分でも分かる。(今はタイプロが完全に心の癒し(笑))

さて、帰るまであと2ヶ月あるのに序盤からこんな調子で大丈夫か…?

ニューヨーク生活には一切の後悔なし!

そんなバタバタ生活の中で、唯一の救いというか、良かったなと思っているのが、ニューヨーク生活を完全にやり切ったこと

明日帰れと言われても「はい、分かりました」と言えるくらいにはニューヨークを遊び尽くしたし、旅行はこれ以上行きたい場所が思いつかないくらいたくさんの場所へ行った(こんな環境に身を置かせてもらえたことに改めて感謝)。

娯楽以外にもアメリカでの就労を叶えるなど、やってみたいことは一通り挑戦できた駐在生活だったなと思う。

大好きなブロードウェイはなんと20回以上観賞!

マインドセットを大きく変えた出来事

ここまで自信を持って「やり切った!」と言える理由には、とある出来事が関係している。

それは渡米3年目に突入したちょうど一年前、身近な友人が予想外に早い本帰国をしたこと。わが家と同じ時期にニューヨークに来て、まだまだいるだろうと思っていた彼女らが、ものの2~3か月であっという間に去っていく。

突然内示が出て、嵐のように去るんだ…

その光景を見たとき、私と夫のマインドセット・行動が大きく変化。

生き急ぐように毎月旅行計画を立て、行きたい場所ややりたいことは極力すぐ実行。仕事や英語の勉強もほどほどに、とにかく遊びに振り切った

それから1年。本帰国が決まった今、この方向性は間違っていなかったと確信している。

夏には念願の西海岸周遊も実現。7泊でラスベガス→グランドキャニオン→ロサンゼルス→サンフランシスコとかなりハードだったけれど、頑張って回って良かった!

今しか書けない気持ちを残しておきたい

本帰国が決まってからはいろいろなことに思いを馳せつつ、何とも言語化しがたい複雑な気持ちで過ごしている。そんな中でも現実には考えること・やることが一気に押し寄せるので、そろそろ私の小さな脳みそは爆発しそうである。

引越しのこと、子どもの新しい学校や英語・受験のこと、自身の日本でのキャリアetc. とにかくキリがない。

そして渡米準備の情報と比較すると「帰国後の情報」というのは意外にも少なく、本帰国済みの友人などから情報収集しつつ手探りで進めている。みんなどうやって乗り切ってるの?

インスタグラムで1.3万人に向けてアメリカ情報発信をしてきた者としては、本帰国の情報・一経験談は、noteはじめ何かしらの形でいずれシェアしたいと考えているが、まずは目の前の小さなTo Doを一つずつやっつけていこうと思う。

今回は、これまでにないような気持ちを味わっている自分を認知し、今しか書けないこの感情、状況を記しておこうとパソコンを開いた(1~2ヶ月後にこの心境は同じようには書けない気がする)。

アメリカ生活はいったん終わりを迎えるけれど、本帰国のあれこれ、アメリカで就労した駐妻のキャリアの今後、インスタ運用のことなど、もうしばらくお付き合いいただけたら幸いだ。



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