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#239【日記】ほろにがけろっぴ

今日もお読みくださってありがとうございます!

隙あらば「♪サンカク、チョコパイのきせつ♪」というCMソングが聞こえてきて口ずさんでしまい、三角チョコパイ食べたくなってしまう季節ですね。
そういうときは、同じ伊藤沙莉さんの歌声つながりで「♪うちのパパとうちのママがなーらんだとき♪」(『モンパパ』)と歌うことにしています。
これはこれで影響力のある歌なので永遠ループに入り、チョコパイを食べたい欲がおさまるので助かります。

さて、かようにトラつばズブズブの日々を送っており、トラつば記事をたくさん書きためているのですが、毎日そればかりでもな、と思うので、合間に別の記事もはさんで、のんきに長く続けて行ければと思っています。

けろけろけろっぴの思い出

先日、100円均一でタイトル画像のクリップを購入しました。
けろけろけろっぴ、なつかしい~!小さいころ大好きでした。
結構子どもって緑色好きよね。ディズニーの亀・オルメルも人気だし。

でも、けろっぴでわたしが思い出す思い出は、なんとなく哀感を感じるものばかりです。

思い出1 さよならけろっぴ

小さいころくらたは一筋縄ではいかない子どもでした。

わたしの主観的にはあまり物を買ってもらえない子ども時代だったのですが、あまりにも気まま・わがままだったので物をねだる回数が多すぎた結果、叶えられる割合が低かっただけのことかもしれません。

その打率の低いおねだりの結果、めずらしく買ってもらえた物のひとつが、件のけろっぴのビニールポーチでした。

年長か低学年の頃だったと思います。
直径20cm大の丸型の透明なビニールで、厚みは4~5cmくらいでしょうか。
片面に小ぶりなけろっぴの絵柄が描かれていました。
今調べてみたけど懐かしの商品まとめページでもそれっぽいものを見つけられなかったので、何かを記憶違いしている可能性もあります。

めずらしく買ってもらえたそれを、わたしはとても気に入りました。
家族と出かける際に、「失くすから置いていきな」と言われても、大丈夫だと言い張って持ち出しました。
ポーチなので背負ったり提げたりできるようなしかけはなく、チャックについたヒモを手で持つしかありませんでした。

当然、驚くほどすぐに失くしました。
1・2回のお出かけで失くしたと思います。
スーパーに入って、お買い物でお菓子をねだることに夢中になり、気が付いたらポーチを持っていませんでした。バカすぎる。
そう簡単に再訪できる場所ではなかったので、出先で立ち寄ったスーパーだったのだと思います。
あな愚かなり。

ほんとにね、宇多丸さんがかつてジェーンスー姐さんとの対談でおっしゃっていた通り、親の言うことはたいてい正しい。

そしてこれは持論ですが世の中で最も信用ならないもの、己をもっとも落胆させるものは、たいてい己自身である。

(2)いまさらけろっぴ

もう一つの思い出は、中学生の頃のことです。

2年生の時に、帰国子女の女の子が転入してきました。アメリカだったかイギリスだったか、とにかく英語圏から帰国していたと思います。
彼女は明るく、英語も堪能で、何かにおびえることもなく、けれど突出することもなく(今思えば突出しないように配慮していたのだと思う)過ごしていました。

しかし、中学2年生なんてもっともめんどくさ多感な時期です。
そしてここな閉鎖的な国ジャパン。
2年生から、すでに出来上がった人間関係の中に入ってくるなんてどんなコミュ強でも至難の業です。

大体、英語の授業で、先生より本格的な発音で読み上げたらなんとなく遠巻きにされるって、中2めんどくさすぎる。

くらたが大好きなYoutubeチャンネル「Kevin's English Room」(馬瓜エブリン選手も好きだって!うれしい!)でも、下記のような動画があります。

あらやだ、ショート動画だと表示リンク貼れないんだ……。
英語の授業中、もうすぐ当てられる順番の帰国子女が、どのくらい本格的な発音で読むか葛藤しているようすがよくわかります。
ぜひご覧ください!
これみて、彼女のことを思い出しました。


とにかく、今思えば恥ずかしさの極みだが、なんとなく彼女はどこのグループからも遊離したまま、時が流れていきました。

あるとき、彼女の使っている年季が入ってくたびれたペンケースに、けろけろけろっぴがプリントされているのを見ました。
また、彼女が文集や何かの際に描いたイラストは、けろっぴの絵柄でした。

これも今思えば恥ずかしさの極みですが、小さなころあれだけけろっぴが好きだったのに、いやだからこそ、「子どもが好きなもの」という認識になってしまっていたわたしは、「中学生になっていまさらけろっぴか」などという愚かこの上ない感想を持ってしまいました。

うおああああ!!!
恥ずかしくて声が出る!
くらた、お前は何様だ!!
当時、もう世間的にもけろっぴのブームのピークは去っていたものの、お前だってまだるるる学園とかポムポムプリンとかサンリオは好きだっただろうが!
それにお前、およそ30年後にけろっぴのクリップ買って使うからな!

そのまま、彼女がなんとなく遊離したまま、中学卒業を迎えました。
高校はみんな違うところに行くから、きっとその後は状況は変わったと思います。

近年80・90年代サンリオキャラの再ブームがやってきて、それを目にするたびに、けろっぴにそれだけの魅力があったことになんとなく安堵の気持ちを覚えるのとともに、「いまさらけろっぴか」と思った自分を思い出して恥ずかしい気持ちになるのでした。


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