TBSドラマ初主演の奈緒! 火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」スタート!
10月8日(火)、新しい期待作が始まった。火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS)である。主人公・ほこ美を演じるのは、今年1月-3月期の注目作であった「春になったら」で木梨憲武とW主演を務めた、奈緒である。意外なことに、TBSドラマの主演は初めてだという。今作では、結婚に失敗し、人生のどん底に突き落とされた女性の心情を繊細に演じている。ちなみに、奈緒のゆるいパーマのかかったヘアスタイルは今まであまり見たことがなく、新鮮味も感じる。
近年、奈緒の活躍はめざましいものであり、主演作も増えてきている。「春になったら」が放送された際に、数々の作品に出演してきたことを記事にしたほどである。
第1話では、奈緒演じる佐藤ほこ美が結婚式当日に新郎の寺山衛(宮崎秋人)に逃げられてしまう。ドラマではよくある展開だが、ほこ美の母や妹もまた、男を見る目がないという設定であり、ほこ美自身はそうなるまいとしてきたが、ほこ美の母・佐藤明美(斉藤由貴)と妹・佐藤さや美(鳴海唯)はまさに「クズ男ホイホイ」とも言うべき有り様。そんな身内を反面教師として結婚相手を選んだはずであったが、自らも「クズ男ホイホイ」として、ハズレを引いてしまっていた。勤務先のかわさき市役所でも噂は広まり、悪い意味で時の人となる。
結婚式のキャンセル料も100%支払わなければならず、人生どん詰まりのなか、偶然出会った金髪の謎の男・海里(玉森裕太)が、その窮地を救う。海里の存在は一見して救世主のごとく見え、運命を感じつつあったが、佐藤家の「呪い」とも言うべき、ほこ美の「男の見る目のなさ」が強調されるのである。
ある日、通りがかったボクシングジムの前で立ち止まるほこ美に、ジムの会長・羽根木成(渡部篤郎)が声をかける。一度は入会することをあきらめたが、ほこ美は様々な思いに駆られ…。「あのクズを殴ってやりたいんだ」というタイトルは、初めは結婚式から逃げ出した彼氏に対するものであると予感させたが、それだけではないということが、第1話を通じて明らかになった。
海里の正体や、ほこ美と海里の関係性がどのように変化していくのか、今後の展開が非常に気になる。次の放送が楽しみである。