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最速で成果を出している人が持つ「仮説思考」とは?

先日、部下の読書発表会を開催しました。

本でインプットしたことを
しっかりとアウトプットできるか、
どう業務に活かせるのかをテーマにしています。

更に今回は、部下が自分で選んだ本を
自由に発表してもらうやり方にしました!

その中で、特によかった
部下の本と発表の内容を
紹介していきます!


今回紹介の書籍〜内田和成『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法』〜

ビジネスで何かを決定・判断する際
多くの情報を集めてから、
分析して答えを出す考え方を網羅思考と言います。

それに対して、仮説思考とは
限られた情報の中で仮説(仮の答え)を
立てて検証していく考え方。

仕事ができる人・すぐに成果を出す人は
仮説思考をベースに考え行動しています。

網羅思考だと情報収集で時間切れ
重要なデータに気づけないなど
最後は苦し紛れな意思決定をしてしまいがちです!

部下になぜこの本選んだのか聞いてみました!

以前、アポイントメントの取り方や
IS(インサイドセールス)チームの話をしましたが、
その施策は単純ではないのです。

施策を進めながら限られた時間で
PDCAを管理し、成果を出すには
網羅思考だと回らないのです。

何を取捨選択するといいかわからなくなってしまう。
そのために仮説思考について
勉強しようと考えたそうです。

最短最速で答えを出すには網羅思考だと無理がある!

仮説とは十分な情報がない段階、
あるいは分析が済んでいない段階で、
仮の結論を用意することです。

常に仮の結論を持ち全体像を見据えて
この仮説が正しいのかを検証しながら進める。

このやり方でうまくいってる方が多いです。

業務フローの中で一番重要な部分を
切り抜きしてそこに仮説立てをする。
最初はそこをチェックしながら……
というやり方がいいと思います!

リアルな成功事例①テレアポの重要ポイントはリスト!

ISチームにいる部下は
テレアポで1番重要なポイントは
リストだろうと推測しました。

リストの質を知るためには通電率が大事!

経営者さんと電話でつながったのが
全体の何%だったらいいリストだと
判断できるか仮説を立てました!

今回の仮説では、電話をかけた総数が分母、
経営者さんに電話でつながった回数が分子です。

まずは分子の数を稼ぐことで
最終的なゴールが最大化できると
判断してやっていく形です。

リアルな成功事例②仮説の指数を見ながら判断できるようになります!

仮説立てしたリストが合格点に達した場合
次の仮説で精査するのはアポの獲得数と
実際の商談で受注につながるかです。

例えばアポの獲得数がこれくらいであれば
商談での受注率は何%になるだろうとか。

アポの精度を上げていくと何%かアポ率が
下がっても受注率は何%か上がるだろうと
バランスを仮説立てする必要があります。

そこの仮説の指数のところで
なぜ良かったのか悪かったのか
というのを見ながら
やっていくことができるのは
大きいと思っています!

リアルな成功事例③部下が自分で仮説を立てて報告するようになりました!

仮説思考の本を読んだことで部下が
「こんな仮説立てました」と
言ってくるようになりました。

それだけでも大きな成長だと思います。

事業はゴールから逆算してくことが大事。
逆転した時にゴールが見えていかないと
絶対フローは上手くいきません。

仮説立てするポイントというのは
勝つための重要ポイントを考えることです。

どのぐらいの数字の仮説を立てれば
ゴールに向かう可能性が高くなるのか
といったフローが頭の中に描けないと
仮説はできません!

「正しく判断する力」が磨かれます!

仮説立てしていくことで
たくさんの指数の中から
正しく判断できるようになります。

窪木が管理職に抜擢する人材の条件の1つは
正しい判断ができる人であること。

分かれた道のどちらに進んだらいいか
間違った道に行かないようにすることが大事。

仮説思考を学んだことで正しく判断する力が
磨かれつつあると感じています!

まとめ

本を読んでそれを実践して
実際に活かせるようになる。

するとまた新たに出てきた
課題に対して
本で解決しようと思います。

本が本を繋いでいきます。

自分の課題を本で解決していくことで
どんどんスキルが磨かれていきます!

本の内容を活かせるようになると
面白くなってどんどん読むのが
楽しくなりそうですね!

以前紹介したテレアポとインサイドセールスの話はこちらです!