ハル
色んな感情が渦巻く季節。
新入学、新学期、新社会人、新生活、、、
『新』ってコトバをこれほど
目にする季節は無い。
気持ちを新たに
私にもやっと
次の目標に向かって
進むタイミングが
巡って来た。
先日、昨年の秋以降
文字で事務的なやり取りを
少ししただけの
元同居人と電話で話した。
私が息子ッチの入学式に
行くってLINEを送ったら、
『それまでに電話で話がしたい』と
返信があり
数日間、何も連絡が無かったので
4月に入ってから電話する日を決めるのかと思っていたら
急に『今日の21時頃電話出来る?』と
LINEが届いた3月末。
大体の話の内容は察しがついていた。
電話の入りは、私が元氣にしているかという現状確認。
「ずっと忙しかったが3月末で繁忙期は終わるので、やっとゴールが見えてきて落ち着いてきた」と話した。
そして、元同居人にも一応質問返しをすると
自分は早朝から晩遅くまで15時間以上
動きっぱなしで、
今も一日中めちゃくちゃ忙しいアピール。
元々営んでいる整体業と講師業(楽器のレッスン)だけではなく、
家族(義両親の反対も押し切り)にひとつも相談せずに独断で決めて、
私が平日の会社員とは別に週末にアロママッサージを提供していた自宅サロン部屋の改装を
親戚や知人の工務店に頼み勝手に進めた末に
元同居人ひとりで強行で始めたバー経営。
私が元居た家を単身引っ越した昨年の夏から、
「コ○ナ禍真っ最中にオープンするなんて
考えられない」という義兄姉や周りの意見を一切無視し続けてきた元同居人曰く
「やっと少しずつ軌道に乗ってきた」…らしい。
ただ、
自営業としての収入だけで
確定申告を出している現状では
私が会社員で働いている事で
弊害があると言う。
元同居人の収入が「非課税」だったら
息子の授業料が免除されるため
次の申請が出来る7月までに
「離婚」を進めたい。
それが今回の元同居人の要望だった。
元同居していた一軒家は
私の実母から頭金を出してもらっていて、
私はずっと元同居人からでは無く
自分の収入から返金している。
(就活中に支払いが厳しい時は逆に助けてもらっているので、まだ迷惑をかける時はある)
義両親はその一軒家から
車で10分ほどの所に住んでおり、
義父は隠居生活。
義母は週3回調理師として
パート勤務。
料理好きな義母は、
同居生活していた間も
たまにおかずをお裾分けしてくれていた。
家計は元同居人が管理しており、
私は生活費として自分の収入から
一定額を家に入れていた。
ただ、私の知らないところで
2人の収入で生活費が厳しい時は
元同居人は義母から
金銭的な支援を受けていたそうだ。
私が離婚に伴う『財産分与』の話を
し出したら出てきた話で、
私は義母の支援の話は初耳だった。
今カツカツの生活でお金がなく
息子の新入学などで出費もかさむし
何も支払うようにせず、ことを進めたい。
彼曰く「円満離婚」を切望している様子。
『いやいや、
そんな話通るかい!
そっちは「円満」か知らんけど
「不満」しか無いわ!!』
(内心激しく突っ込んだ)
私は今までに色々と
元同居人や息子のやりたいことを
陰で支えて来たし、
当初の就活のきっかけも
彼が「アロママッサージのお店を閉めて
正社員で働きに出て欲しい」という
要望があったから。
最後の最後まで、
自分の希望を押し通すことしか
考えてないなぁこの人。。。
冒頭の会話で私が機嫌よく
過ごせているのを「良かった」と
安心した様子で優しさを
ちらつかせたのも、
すべて自分の一番の要求を
受け入れてもらうための
心理的策略としか感じない。
それくらい、
私には薄っぺらな
彼の言葉が全く心に響かず
果てしなく客観的に
そして冷めた口調で
話をしている
冷静な自分が居た。
この8ヶ月間の『別居生活』が
私をそうさせた訳ではなく、
もうそれよりずっとずっと前から
彼への気持ちがすっかり冷め切っていたのを
私は改めて感じた瞬間だった。
「もう戻れない」と話す私に
「そうだね」と返す彼。
「気持ちはそっちに置いて来てないし、別々の道を進む方がお互いに良いから
早く話したかったけど、受験が終わるまでは大人しくしておこうと思った」と話す私に、
「お互いに前向きに進むために動いていかないといけない」と返す彼。
さらに息子からは
「早く離婚して、新しい奥さんもらったらいい」とまで話が出ていたそうで、
「俺は結婚は向いていないから、
もうこれから先再婚とか考えてないけどな」という
聞きたくも無い元同居人の胸の内まで聞かされた。
『いや、(再婚でも何でも)勝手にせーよ…知らんがな』と内心また激しく突っ込みながら、
「じゃあ、お金持ちの人と再婚したらいいんちゃう?」と
イヤミも含めたフォローを入れておいた。
とにかく、元同居人は自分大好き。
自分の意見は押し通し、
もはや洗脳の如く
私にも食事制限をかけて収入に似合わない高価な
自分が選び購入した
無農薬やオーガニックにこだわり、
限られた偏った食材の中でしか
料理を作ることが許されず、
私が自腹で買った旬の食材や
良かれと思い作った手料理を
同居生活後半は
口すらつけないし、
(以前は支払いをしてくれていた
食料品の代金も)
支払いを拒否する。
ささやかな家族団欒の時間は皆無となり
日常会話のやり取りが出来ないくらいに
バラバラになってしまった関係は、
どう頑張っても元には到底戻れないほど
ギスギスした空気感しかない状態になる…など、
同じ屋根の下、
たった独りで精神的な苦痛を
受けてきた日々は
私の中に深く刻まれ、
かなり大きな溝となった。
「あのままあの土地に居続けたら
本当に病気になっても
おかしくないなと思ったから
引っ越した」と話したら
「ストレスが一番あかんからなぁ」と、
話す元同居人。
市の無料ガン検診を受けて
初期段階で発見されて、
その後経過観察の末に進行したため
除去手術を受けて入院した過去が
ある私は
ストレスが一番ダメだと
分かってるはずだった
元同居人のセリフ…
それを本当に思っていたなら
あの時も私に対して
冷た過ぎる対応じゃなく
違うやり取りが出来たんじゃないか?
なんて考えるけど…
まぁ今更もうどうこう言っても
元には戻らない。
息子は今もなお
彼の洗脳状態にあり、
私と唯一繋がっていた
LINEを退会したのか
中学校卒業式の日を境に
『ユーザー不明』になってしまっている。
いつかその呪縛から解かれた時に
やっと私の気持ちが解る日が
いつか来るかな…とは思ってはいる。
別に期待はしていない。
人に執着したり期待をかけてしまうと
いざ的が外れた時の
ショックが大きいから、
昔から人に何かを期待せずに、
私は過ごすようにしている。
息子に望むことは、、、
ただ元氣で
第一志望の高校生活を
楽しんで欲しい。
私が本当の意味で
卒業出来るのは
遅くて6月。
出来るだけ早目にケリをつける為に、
今は色々と下準備をしている。
早く私自身の『ハル』を
迎えたい。