東京からの出張してきた元部下と
金曜は東京の元部下が大阪へ出張で来たので2ヶ月振りに会うことに。
「まん延防止等重点措置」のおかげで夜もゆっくり話しできないのではと言うことで極力早めにと要望したが、仕事の都合上、彼もそう言うわけにもいかず…なので、私がすぐに動ける態勢を取ることにした。
その日はリモートワークの日だったので、朝は自宅で昼から梅田まで移動し、出向元が契約しているサテライトオフィスで仕事をした。
そして連絡があればすぐそこから動こうとしていたが、結局、定時以降になるとのことなので、自分自身は17時くらいにそのオフィスを切り上げ、待ち合わせのいつものバーへ1人向かった。
その日はそのバーは別のイベントがあった。
ぶりの会らしい。
私に遅れること1時間強、リモート会議しながら彼は店に来た。
たまにLINEで色々と報告してくれるがさすがに2ヶ月経つとその場の空気感みたいなものがもうわからない。
その会議が終わり、断続的に今、起こっていることを教えてくれるが、自分の中ではひとつの出来事ともう一つの出来事の間が繋がらない。
彼の説明の仕方は以前と変わっていないが、あの時はその場に私自身がいたから、その不整合さも理解できたが、今は彼の説明が整合的なのか不整合なのかもよく、わからない。
話の中で人事の話しにもなったが、私が放逐された後の構想通りにも、この春、なってないのも、どういう力学が働き、そうなったのかもよくわからない。
しかし、正直、そこに今は特段の興味もなく、突っ込んで考えるパワーもなく(もちろん今は突っ込む術も持たないのだが)よくわからないし、良いとも悪いとも思わないと言うのが純粋な感想だ。
一つの人事にしても、ざまぁみさらせ!的な思いもあるし、それは可哀想だろうと思う側面があったりするし。
たぶん私のポジションをしている当時の上司筋の人が自ら噛み込むつもりはなく「腰掛けで」と言っていたのが、少し面白く?感じ始めているからではないか?との説も彼はしていたがその割に今回の年2回の発表ですら、その前段階で何も理解していないことが発覚したため、本当にそうなのかもよくわからない。
7月に向けて何かあるのかないのか、そこら辺は今後の焦点なのかもしれない。
いずれにせよ、私を刺した奴らはのうのうと生きているらしい。
この日記を書き出した時、そんなことは私自身、許せなかったが、今はどうでもいい。
それで会社が回り数字が達成するなら、ある意味、私が過剰管理してきただけなのだろうし、回らなくてももう期が変わったのだし私には無関係だ。
思い起こせば、私があのセクションに来たのは7年前で全くそれまで接点のなかったところだ。
それを確かにこんな形で出ていくことなったのは極めて不本意であるのものの、そこに執着するのもこれまたおかしい。
いずれにせよ「門外漢」だったのだ。
私を慕ってくれた元部下たちは可愛くてしかたないが、でも逆に今の上がしっかりしていないので彼らは自ら考え自ら動いているとも聞く。
それはそれで逞しいし、ダメ上司の効用とも言えるだろう。
そんな中、私が過去に執着するのは今を必死で生きいている彼らに失礼にもあたる。
だから一切介入めいたことは言ってこなかったし、これからも言うつもりはない。
もちろん言っても影響も与えることはないだろうし。
惜しむらくは刺した2人に一矢報いたい気持ちは当時はあったが、それも元部下の彼らに強要するわけにいかず、自然体でも一矢は報いられるだろうと思っていたが、結局、そこには至らなかった。
それに関しては少し寂しい気持ちはあるが、所詮、組織なんてそんなものであり、こうしてわざわざ私に会いにきてくれるだけで無上の喜びであるし、また会いに来て欲しい。
いつものバーはさっきのイベントが盛り上がり、落ち着いて話しができなかったのでもう1軒、近場で4時までやってる?店へ、ええんのか?4時までって笑
「まん防」で「見回り隊」が出て、とかこちらが身構えたが、梅田の街はそんな様子でもない。
しかし、私のスケジュールはそろそろ落ち着きそうだ。
リモートワークの日も増えるし、違うことを考える時間がいっぱいできる。
良い思い出だけを心に置いて、でも良い意味で過去を振り返らず、未来を見据える。
彼と会ってそう思った日となった。