0円で法人設立できる裏技教えます!知らなきゃ損する「企業組合」制度
こんにちは、山口県中央会です。
このnoteでは、ビジネス連携の魅力を分かりやすく発信しています。
皆さん、「企業組合」という法人をご存じですか?
きっと知らない方ばかりでしょう!!(とってもマイナーな法人なので・・)
でも、これから法人を作りたい人にとっては、知らなきゃ損!な法人なのです。
この記事では、コストをかけずに仲間と法人を作りたい、スモールスタートしたい方向けに、企業組合での法人化オススメポイントを紹介していきます。
企業組合の特徴について知りたい方は、まずはこちらの記事をご覧くださいね。
0円で法人設立できる裏技教えます!
さっそく、0円で法人設立できる裏技教えます!
それは・・・
「企業組合」という法人で設立することです!!
ちょっと(かなり)マイナーな法人格ですが、ご安心ください!
中小企業等協同組合法を根拠とし、古くから制度化されている法人です。
企業組合なら設立費用0円!
山口県内で企業組合をつくる場合、所管行政庁である山口県知事の認可を受ける必要があります。
えっ?!知事?!ちょっとメンドクサイ?!と思われるかもしれませんが、これをクリアすることで法人が0円で作れるんです。
企業組合0円設立のカラクリ
公証人役場での定款認証:不要(だって県知事が認可しているから)
印紙税:非課税(優遇されているから)
法人登記の際の登録免許税:非課税(これまた優遇されているから)
設立をサポートする強い味方がいる(中央会という専門支援機関)
→→→合計0円!!
要するに、県知事認可法人だから税制優遇されている、ということです。
株式会社の場合はこちら
公証人役場での定款認証:必要(手数料3万~5万)
印紙税:課税(4万※電子定款の場合不要)
法人登記の際の登録免許税:課税(最低15万)
→→→合計:18万~24万円
さらに、これにプラスして司法書士等専門家への報酬が発生する場合が多い
一般社団法人の場合はこちら
公証人役場での定款認証:必要(手数料5万)
印紙税:非課税
法人登記の際の登録免許税:課税(6万)
→→→合計:10万円
さらに、これにプラスして司法書士等専門家への報酬が発生する場合が多い
企業組合のお得感をお判りいただけましたでしょうか?
※もちろん、出資は必要ですし、印鑑や名刺作成等でのある程度の費用は必要です。
注意事項
ここまで読んでくださった皆様へお断りです。
企業組合を作るには、個人の方最低4人が出資する必要があります。
えーーっ!
聞いてないよ!
とクレームがありそうですが、、
皆様が起業・法人化するにあたって、周りに応援者はいませんか?
一緒に働いてくれるビジネス仲間・友人・家族。
会社員、主婦、学生、定年退職者など、立場は関係ありません。
企業組合は、これらの方々と共に自分たちの働く場を創造していくための手段として作られた法人組織です。
企業に雇用されるのではなく、仲間とともに働く場所を作る。
働く時間、働き方を自分たちで自由に決めていく。
そんな、ちょっとイマドキな考え方のもと、企業組合制度は制定化されました。
回りを見渡して、想いに賛同してくれそうな方が4人集まりましたら、ぜひ企業組合での法人化をご検討ください。
専門支援機関がいる強み
記事の途中で、企業組合には「設立の強い味方がいる」と書きましたが、それは我々、山口県中小企業団体中央会のことです。
山口県中小企業団体中央会は、組合の設立や運営支援を行う組合専門の支援機関です。中小企業等協同組合法に基づく公益性の高い特別法人で、国・県・市町等と連携しつつ、組合支援を通じて中小企業の振興発展を図っています。
ですので、組合設立に必要な手続きは中央会がサポートしています。また、設立後にも会員となって頂くことで伴走支援していきます。
企業組合ならではの、とっても使い勝手の良い補助金(2/3補助)もありますよ。
なるべくコストと手間をかけずに法人を作りたい方や、設立後にも相談できる相手が欲しい方にとって、専門支援機関がいる企業組合は魅力的ではないでしょうか?
企業組合制度について、詳しい内容は、ホームページに記載していますのでぜひこちらをご覧ください。
なお、すでに事業をされている方々が集まって法人組織を作る場合は、「事業協同組合」という制度を活用ください。こちらも企業組合と同様、0円で設立できますよ。
まだまだ、企業組合ならではのメリットを紹介したいと思っています。
詳しくは次の記事をお楽しみに!