教師冥利につきる#サバイバル日記inホーチミン⑧
こんにちは。Chuncoです。今日はうれしいことがあったので勢いで書かせてもらいます。
以前紹介したZoomミーティングの話です。今日は朝から学生向けに二回目のミーティングを開催しました。
参加者した学生は5人だったのですが、日本にいる人、ホーチミンにいる人、いなかにいる人とみんなばらばら。ついでに、全員私が直接教えた学生ですが、クラスや勉強していた時期も違うので、学生同士の面識がほとんどない状態でした。
実は日本語レベルの差があるので、みんながお互いに会話できるか心配でしたが、上のレベルの人たちにわかりやすい日本語で話してとお願いしたところすぐに対応してくれて、他の人がつまってたら言いかえたり詳しく説明してくれたりしました。下のレベルの子も言葉の意味がわからないときや、聞き取れないときはちゃんと、もう一度言ってとアピールしていて、しっかりと会話に参加してくれていました。わからないときはベトナム語で手伝ってもOKとしていましたが、だれもベトナム語を話さず日本語だけでコミュニケーションを楽しんでいました。
話の内容は『外出自粛のメリット』という時事テーマで、これも学生たちが自ら考えました。日本の様子、ベトナムの様子もそれぞれ情報交換して、たいへんだねさびしいねと言い合ったあと、でも今日は楽しかったからもう少しがんばって家にいよう!ということになりました。
同じ国出身で同じ学校に関係しながら、今まで話すことがなかった人たちが、たまたまこんな機会に知り合って、日本語で話している。
わたしは基本的にみんなが話しているのをただだまって聞いて楽しむだけという、なんと幸せな時間。みんなからZoomやってくれてありがとうと言ってもらえたけど、こちらこそ日本語を続けてくれて、呼びかけに応じてくれて本当にありがとうと思います。無事にフィリピンに行けたら、次はベトナム人とフィリピン人が日本語で話すのを見たい!と夢もふくらみました。
あまり大人数だと話にくいことから、どうしても早い者勝ちの少人数制になってしまうので、参加したくてもできない人がいるかもしれないのが悩みです。とりあえず、今日は朝晩二回開催することにしましたが、それでもどうやら出遅れてしまった人もいる様子。またWi-Fiの弱さも今は解決しようがないので、その時に電波状況が安定していることを祈るしかありません。有料にしても制限時間や参加人数がかわるだけで、通信の環境は変わらないですよね…。何かいい方法がないものか…。
何はともあれ、少ない人数でも、つかの間でも、みんなに笑顔になってもらえてうれしかったです。世界中で起きてるツライ現実に対してほんと無力ですけど、わずかな数でも元気になる時間を提供できて、彼らがまたちょっとずつ世の中をよくしてくれることにつながればと願います。