飛行機を降ろされたマスク男性のニュース え!?これって倫理観とかコロナ禍のマスクの話なんでしたっけ?
いま少し話題のマスク着用で揉めて飛行機を降ろされたというニュース。
ここからはめちゃめちゃわたしの所感をつらつら書きます。
まず、ぐーーーーんと俯瞰してみると、
マスクつけるのか倫理的にどうだとか、CAの対応がとか、周りの乗客がとか言われてますが、そんな話ではないと思っています。
ただ単に、この男性の行為が航空法の安全阻害行為に該当すると機長が判断し、法に則り然るべき対処がされたってだけの話かと思っています。
航空法73条に書いてますよね。
機長が飛行機の中でこいつはこのままじゃ危ないと判断したらその人降ろしていいよ。と
なので、
・航空会社の機長は現場の状況からマスク男の行為が安全阻害行為に該当すると判断し、乗客と機体の安全確保のため緊急着陸した。
・マスクしない男性は、どんな理由があったかは知らないが法律に違反したので然るべき対処をされた。
なんかこれだけな気がするのですがどうなのでしょうか。
マスクをつけることに強制力はないとか、持病があったからと主張しているようですが、
病気だからといって人を殺してもいいわけではないですし、いくら急いでいようが信号無視もスピード違反もしたらダメだとわたしは認識しています。
どんな理由があろうと、知ってようが知らなかろうがダメはダメ。
それが法治国家です。
個人の状況、感情、言った言わなかったとかをいちいち考慮してたらルールそのものが崩壊すると思います。
そこに左右されないように法があるんですから。
リーガル・ハイでも古美門さんが言ってましたよね
(ドラマのシーン持ち込むなという感じですがべつに誰かを批判する気も擁護する気もないので)
「我々は神ではありません。この私も含め、愚かで、感情的で間違えてばかりのちっぽけな生きものです。
そんな人間に人間を裁くことができるのでしょうか。いいえできません。だから人間になりかわり、法が裁くのです。
どんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ人を裁く、それこそが我々人類が長い歴史の中で手に入れた法治国家という大切な、大切な財産なのです。
むろん公明正大なる裁判所におかれましては、情緒的な弁論に惑わされることなど微塵もなく、徹頭徹尾、法と証拠のみに基づいて判断なさることでしょう。」
ですので、この機長がなにか感情やコロナ禍での自身の倫理観などを基に判断し、冷静に状況把握できてなかったのであればそこは問題かと思いますよ。
でもそんなことその飛行機に乗っていたわけでもないので一旦わたしにはわかりません。
事実そういった理不尽があったのであれば、会社側の説明責任をあるかと思いますが、
マスコミが話題欲しさに騒いでいるだけなのであれば、おいおいという印象です。
国土交通省によるとマスク着用トラブルによる目的地変更は初めてみたいですし。
ちょっと前に書いたnoteのクレームとかの話とかにも共通しますが、
わたしはこの男性、マスクどうこうとかでなく、言い方とか、たまたまイライラしてたとか、なにか理由があって怒っちゃって、途中からべつにもうどうでもよかったのに思ったよりも大事になってしまった。この男性もプライドと恥ずかしさがあるので引くに引けず、航空会社側もそちらの正義があるのでお互い引かずで行くところまで行ったパターンかと勝手に思っています。
こういう時って、もう刀を抜いちゃってるからなにかしら切らしてあげないと収拾がつかないんですよね。切るものがないなら、押し入れの奥からなにか探し出して差し出すぐらいでないとダメです。
この場合わたしが航空会社側の人間であれば、
グッと堪えて引いて、引いて、まだ引いてこちらが悪いということを伝える。そして相手を鎮静化をさせるかなと思います。
CAさんって機内サービスだけでなく、保安業務もあるはずなので、他の乗客の安全を最優先すべきだとわたしは判断します。
事前にマスク着用とかどうしても着用できない場合のことを予約時や搭乗の際になにかしらの方法でアナウンスしていたのであれば、
「お客さまのおっしゃる通り、わたしどもはお伝えしているつもりでございましたが、説明の仕方やアナウンスの方法に問題がありお客さまにご理解いただくところまで徹底できておりませんでした。大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
今回お客さまにご指摘頂かなければ、今後他のお客さまにも同様のご迷惑をおかけするところでございました。本当にありがとうございます。」
とか。
まさに伝えると伝わるの話。
なんか思いのほか長くなりましたが。
以上です。
ニュースひとつでも(正しいとか正しくないとかはべつにして)こんな風に色々考えることを楽しむ変なやつもいるってことです。笑
すずめ1号