脳科学からの「能力を伸ばす、人との関わりかた」 脳は不器用な筋肉!
少し前に脳科学の専門家から聞いたお話をシェアします。
子供やパートナーや仕事の後輩に、ダメだしをしてしまうことってあると思うのですが、ダメだしされると脳がエンストするらしいですよ!
ダメだしは脳をエンストさせる
エンストとはブレーキがかかる状態。
思考が停止し、脳が発達することを止めてしまうのですね。
なので、
ダメでしょ!
なんでそんなことをしたの?!
それはやっちゃだめだよ。
間違ってるよ。
こういう言葉がけは、よりよく導くどころか、逆にどんどん相手をマイナスな状態にしてしまうのです。その場では、反省しているように見えて、直近では気をつけることができても、そのダメだしを本質的に活かすことができないのです。
「パートナーシップ」を意識する
パートナーシップとは、横の関係です。
マラソンで考えると、監督やコーチではなく、一緒に隣で走ってる人です。
監督やコーチは
そんな腕の振り方じゃダメだろ!
足の上げ方がちがう!
とダメだししますよね。
もちろん、本人がその人の教えに従って目標達成を目指す!と強い意志を持っている場合は有効なのかもしれませんが、家庭や仕事などの人間関係で、こういう付き合い方はあまりよくはないようです。
一緒に隣で走っている人というのは
周りの人より遅いペースかもしれないけど、大丈夫。
がんばってるね。
いま○キロ地点に来たね。次の地点を目指そう!
こういう改善をしてみようか。
という風に言える人です。
現状をありのままに受け入れ認め、次の目標を提示して、応援できる人のこと。
これを寄り添う関係と表現できます
では、どうしたら、そういうパートナーシップが身につくのでしょうか。
脳は不器用
脳は思考もできて、記憶もできて、五感も処理してて、ほんと複雑でめちゃくちゃすごい!!って思っていたのですが、実は不器用なところもあるのだそうです。
それは、「主語が理解できない」ということ。
例えば、
「あいつ」はバカなやつだ。
「あいつ」は使えない。
「あいつ」は最低だ。
と思ったり、言ったとします。
そうすると
主語が理解できないので
「私」はバカなやつだ。
「私」は使えない。
「私」は最低だ。
という風にも
脳は(無意識に)解釈してしまうのです。
悪口や愚痴を言うと、自分自身のセルフイメージが下がってしまうということ。
逆を言うと
自分に対して
受け入れ、認め、励ましができる人は
他人に対しても
受け入れ、認め、励ましができるということ。
子供、パートナー、職場の人に、ついついダメだしする関わり方をしてしまう人というのは、じつは、こんな私じゃダメだ!と自分自身に対してダメだしをしている人なんです。
私は記事のなかで、「まずは自分のことを許そう、受け入れよう」みたいに書くことが多いのですが、このような脳科学的な視点を持っているからです。
これとか↓
これとか↓
脳は筋肉
寄り添う関係性を築き、自分も他人も能力が伸びるようなお付き合いをしたいなら、まずは自分のなかで自分との関わりを意識することが大事!
心のなかで、自分自身にいつでも寄り添う態度と声がけをします。
私よくやってるね!
私がんばってるじゃん!
いまでも十分素敵!
じゃあ次はどうなりたい?
これをしてみたらもっといいかも!
挑戦するだけで素晴らしいよ♡
脳は筋肉みたいなもので、よく使う回路が鍛えられます。
だから、自分に寄り添う回路をよく使い、鍛えるのです。
そうすると、自然に他人への関わり方も、そうなっていきます。
日本人は、ダメだし回路が強めの人が多いように思います。
家庭でも学校でも、教育のなかで
アレはダメ!コレはダメ!と教えられ
点数を付けて
合格点以下はダメ!という風に評価されてきたからだと思います。
自分次第でいつでも変われる
脳はすごく柔軟性があるのだそうです。
だから、自分次第でいつでも変われると脳科学者が言っていました。
私よくやってるね!
私がんばってるじゃん!
まずは自分への態度と声がけで寄り添い回路を鍛えましょう^^
自分にも他人にも優しく、
能力を伸ばしあうような関係が築けたらいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
脳は不器用な筋肉!
一緒に寄り添い回路をムッキムキにしませんか。
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