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エジプト旅行記①夢の国・エジプトへ

こんにちは。

ドイツ留学記の桜です。


タイトルにもある通り、昨年夏のエジプト旅行記をつづっていこうと思います。
とは言っても今回は序章。

メソポタミア、インダスと並んで世界三大と呼ばれる文明が栄えたエジプト。
紀元前27世紀ごろからナイル川沿いに発展、数々の謎を残し、今なお人々を魅了するエジプト王国。
個人的には、小さい頃両親の新婚旅行先と聞いてから行ってみたくて仕方なかったということもあり、大きな夢が一つ叶った瞬間でした。




ミュンヘン→カイロ


ユーロ円がほぼ過去最高値となった6月27日、私の大冒険は幕を開けました。

日銀頑張れ

ミュンヘン空港に向かうバスからは、完璧な弧を描く虹。

預けに持つ無しが私の旅のポリシーなので(ロストのリスクが無い且つ身軽)チェックインだけ済ませる。

どうやら本日オープンのREWEミュンヘン空港店で、

当分食べられないであろう果物(カットメロン)を購入。

これで€2しないのは安い

というのも、私の両親が新婚旅行の際に二人とも水と果物にやられてお腹を下し高熱を出したのだそう。

そこで私が学んだエジプトでの鉄則は、
・水
・生の果物
・生の野菜
を口にしないこと。

今回の旅行記は、旅程のどこまで健康体で楽しめるかという一種のチャレンジ企画のよう。

ちなみに私が持参した薬たちもここに置いておきます。

後日談として、ストッパはあればあるだけ良いです、本当に。


とにかく生ものは口にしないとここに誓いを立て、いざ人生初のアフリカ大陸へ!

移動行程としては、アテネを経由してカイロ国際空港まですべてエーゲ航空を使って行きます。

まずはアテネへ。機内食は微妙
アテネが見えてきました。

ここでプチトラブル。アテネ空港はどうやらトランジット専用レーンを設けていないようで(一時的な閉鎖かも)、

このTransfer Informationについて行ったのにいつの間にか入国ゲートに来てしまい、

用もないのにギリシャ入国。

もちろん急いで本日二度目の荷物検査(と、シェンゲン協定域を出るので出国審査)を済ませます。

やたら多いアテネのスタンプ

あとこれも臨時的なものかもしれませんが、パスポートに謎のシールを貼られ、これが無いと乗換先の飛行機に乗れませんでした。

何だったのか解決はせず

さて、カイロ行きの飛行機に搭乗。

ここでアライバルビザ申請用の紙が配られます。
これを埋めて空港で渡しお金を払うと、シールタイプのビザが貰えるらしい。

機内食。生野菜があったけれどギリシャ製なので食べました。

とうとうアフリカ大陸上空に。

目下に流れるナイル川。

そしてなんと、、、
ギザの三大ピラミッドを上空から観測↓

もうこのあたりですでに私のテンションは最高潮。

カイロの街並み

ということでひとまず、
祝・アフリカ大陸初上陸!


アライバルビザ申請


最初の難関、入国手続き。
ネットで下調べはしていたものの情報があやふやで、周りの様子をうかがいながら頑張ります。

とりあえず歩く方向はこっち

どうやらアライバルビザ申請に待ち列ができている模様。

ビザシールをゲットしてから、入国審査に行ってね~

アライバルビザの購入にクレジットカードが使えるのかすら分からず、
またそれでなくても現金ゼロは何かあった時が心配なので、
ATMでエジプトポンドを引き出します。

ピンパッドのアラビア語にすら感動

とりあえず1000エジプトポンドを手に入れました。
ちなみに1エジプトポンド=3円くらい。

この日焼けした手が一週間後にはもっとすごいことになります…

先ほどの列に加わります。
「NATIONAL BANK OF EGYPT」と書かれたここがビザ申請窓口↓

結局カードが使えたので〇エジプトポンドを支払って、
シールタイプのビザを獲得。

これを、シールをはがさないまま入国審査のお姉さんに手渡しして、
ハンコまで押してもらって入国完了。

私の夢の国・エジプトについに足を踏み入れた瞬間です。

夏ど真ん中に来てしまったので、空港は閑散としていました。

Welcome to Egypt♪


ぼったくりタクシーとの戦い


さて、第二の難関はすぐに訪れます。

というのも現在地はカイロ国際空港。
今日の宿はさっき上空から見下ろしたピラミッドのすぐ横。


ここから宿まで

公共交通機関の無い状況で、ここからギザまで何とかたどり着かねばならない。
そしてここで下した決断が、この旅の中でもトップクラスの大間違いでした。

先に正解を提示しておきます。
必ず空港の建物を出る前にUberでタクシーを呼ぶ。
建物の外に出たらどんな声掛けにも動じず、ひたすら自分たちのタクシーを探す。

そんな正解など知らない私は、とりあえず空港を出ます。(大間違い)

おそらく建物内では声掛けをしてはいけないというルールがあるのでしょう、外に出た瞬間むわっと暑い空気とともに押し寄せてくるのは、大量のぼったくりタクシー運転手たち。

↑写真のピンクのおじさんに捕まってしまい、

最初は€30だと言われたものの値切って値切って€17まで下げることに成功。(これでもぼったくり価格だとは知らず…)

証拠写真は絶対に撮っておく

そして半ば強引に彼のタクシーへ。

乗り合い客を探していたが結局見つからず。
エジプトの高速道路

そして高速代だの空港の駐車料金だの不当に色々上乗せされ、最終的に支払ったのは€27。
「約束した値段以上払うつもりはない」と強く出ると「じゃあ空港に戻るけどいいんだね?」と向こうも強気。
というか、知らない国におどおどしている観光客を完全に下に見ているご様子。
Uber使えばよかった…

ギザに着くころには精神的にへとへと。

やっとホテルが見えました。

このあとすぐ、Uberの配車アプリをインストールしました。

絶景が拝めるホテル


嫌な気持ちは一旦ここまで。
今日泊まるのは、ピラミッドが一望できるここ。
私が泊まった時は1人€22で、4000円しないという安さなのに朝ごはんもついてる、めちゃくちゃおすすめホテルです。


ザ・エジプトなエレベーター
お部屋はこんな感じ

ウェルカムドリンクが貰えるとのことだったので屋上へ。

ドリンクメニュー

奥のやつがウェルカムドリンクですが、食中毒が怖くて缶飲料しか飲めず。

ですが目前に広がる絶景には何度息をのんでものみ足らない。
5000年前から存在する、エジプト王国の古都メンフィスの遺跡・ギザの三大ピラミッド。

ちょうどライトアップの時間で、壮大な音楽と照らし出されるピラミッドに、とうとうエジプトに来てしまったんだと感動。

ライトアップが終わってもこの威厳


ギザ街歩き・夜編(非推奨)


ひょんなことから現地の大学生・ホサムーと知り合ったので、夜のギザを歩いてみることに。
後々書きますが、彼は私がエジプトで出会った本当に大勢の人々の中でも一番親切で思いやりのある好青年でした。

ちなみに彼がいてくれたからアジア人が呑気に出歩けた者の、ギザの街の治安はとても夜の散歩をおススメできるレベルのものではありませんでした。

ということで、見かけたもの紹介。
まずはドラッグストア↓

エジプトの公用語はアラビア語ですが、観光地ということもあって英語が併記されている場面に多く出くわしました。

おぉぉ・・・
ドイツで普段見ている商品をいくつか見つけ、同じ星なんだ…と感動。
(初めてのアフリカ大陸に異様な緊張を覚えていた)

柄の無いスイカが積み上げられた軽トラ↓

道のど真ん中に突如現れた巨大砂場↓ 道路舗装も結構雑。

そして今晩とくに何に感動したかって、

このショベルカーが日本の企業のおさがりだったこと・・・!!

「(有)工房菊五郎」からエジプト・ギザまでどうやって持ってきたんだろう…


そしてエジプトのすべてのサッカーファンのヒーローが彼↓

現在日本代表キャプテン・遠藤航とともにイングランドのリヴァプールで活躍する、モハメド・サラー選手。
エジプト人は皆彼を「モ・サラー」と呼ぶんだよ、とホサムーは教えてくれました。

レストラン(?)の屋外テーブル

でっかいサムスンの文字。

人が住んでいるのか分からないマンション。

写真からも伝わってきそうな独特な匂いに町中が包まれていました。


到着編だけですごい文字数になってしまったので、初日が終わったここでいったん区切ります。

次回はギザの三大ピラミッド、カイロの町などを存分に楽しみます。


それではまた!

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