見出し画像

ドイツでマイペースに暮らす大学生、ミュンヘンでのいつもの過ごし方

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。


南ドイツの美しい古都、ミュンヘンに住んで1年。


最近の市庁舎たち↓


建物が低くて空が広い、空気が澄んでいて人々が温かい、ただ歩くだけで心が洗われるミュンヘンの町。

今日はそんなミュンヘンの中でも、特に私のお気に入りの場所を紹介。




勉強


学生のカフェMüller


私が通う大学の隣にあるカフェ、Müller。

授業が終わるとだいたいここへ向かいます。

授業終わりは混むのでダッシュ

いつもカフェラテの小サイズを注文して電源のある席で3~4時間居座ります。

本を読んだりパソコンを使ったりして、20時に閉まるスーパーに間に合うくらいに退店。
すぐそこにある立派な教会を横目に、地下鉄で帰る毎日です。

この日もコーヒーだけ。

息抜きに目をやる窓辺の景色も素敵。

また別の日。

学期が終わってご褒美にワッフルを買った日。

家族がミュンヘンに遊びに来てくれた時は、一緒に来て抹茶ラテを飲みました。


カフェラテの美味しいお店


色んな店でカフェラテを買ったけれど、ここを越えるお店は知らない。


フローズンヨーグルトのお店なのだけれど、ドリンクメニューにあるカフェラテが一番うまい。

店内は少し騒がしいので、テイクアウトして公園で楽しむのが私流。

牛乳の味がすごく濃くて、
エングリッシャーガルテンの入り口横にあるこのお店で買ったカフェラテを、ガーデンを歩きながら飲むのが私の冬の楽しみでした。


市庁舎の図書館


ミュンヘンと言えば、の景色:市庁舎前広場。

外観が素晴らしいこの市庁舎ですが、その中身もまるで魔法学校かのようなファンタジー溢れる造り。

そして、あまり知られていないのが、誰でも無料で使うことのできるこの図書館。


廊下のロッカーに鞄を預けて、パソコンと本だけを持った状態で入ります。

電源もあるし、静かだし、なによりこの不思議な世界観に包まれながら本を読むってだけでなんだかわくわくします。

飽きちゃうと悲しいので、カフェで煮詰まってきたときに気分転換に行ったりしています。


ミュンヘンの猫カフェ


わたし的、ミュンヘンで一番癒しを与えてくれる場所。


さっきのカフェ「Müller」から少し歩いたところにある保護猫カフェ。

店に入ると、可愛らしい猫たちが迎えてくれます。

猫カフェといっても、ドイツの猫カフェは「猫が店内にいるカフェ」。
人間が食べるものを普通に注文し、そこらじゅうを歩き回る猫を眺めるという感じです。

肉球クロワッサン

猫たちとは自由に触れ合うことができる。

がらがらの日は、店員のお姉さんも一緒におもちゃを使って遊んだり。

正直授業の課題を持っていってもまるで進まないので、気分が下がった時に猫にただ会いに行く場所。

数週間空くと、仔猫だった子がちょっと大きくなっていたりします。

お酒


去年成人したばかりの私は、ワインもウイスキーも苦手ですが、それでもお酒を楽しめる場所を見つけるのがミュンヘンでの一つの趣味。
(ちなみにビールも全くダメでしたが、ドイツに来て大好きになりました)

友達と


友達といるとき来るのは、若者に大人気のここ。


ミュンヘン育ちの友達に教えてもらった場所なのですが、価格帯は少しお高めなので、基本一人では来ない。

店内は少し暗めで、でもとても賑やかなので、留学生の友達とよく来ました。

いろいろ頼んで落ち着いたのはモヒート。
ここのやつはミントが強くて美味しい。

ひとりで


一人でお酒を飲めるようになりたい!と意気込んで始めたバー探しですが、早々にお気に入りを見つけてからは新規開拓をめっきりやめてしまった。

それが、ここ。

イタリア料理店らしいが、お酒以外頼んだことがない。

なんならモヒート以外頼んだことがない。

あんまり混んでいないのも、好きポイント。


激安でビールが飲める穴場


留学生必見。
ミュンヘン五輪の選手村跡地で、現在は学生寮になっている建物の一階部分にあります。


ここのおすすめポイントは、なんといっても安さ。



ビールも料理も、普通のレストランと同じクオリティで半分以下の値段で食べられる。

フレンドリーな人が多いし、社会人も飲みに来るので、はじめましてで仲良くなれます。
サッカーの話から政治の話まで、ビールを飲んだドイツ人の話題の尽きなさはすごい…

少し贅沢をしたいときは、シュニッツェルを頼んでみたり。



公園


ベルリンやフランクフルト、ハンブルクなどの都市にはないミュンヘンの魅力は、中心部も緑で溢れているところ。

エングリッシャーガルテン


学校や市街地のすぐ近くにある広大な英国庭園。


ロンドンのハイドパークよりも、ニューヨークのセントラルパークよりも広いこの公園は、読書にも散策にも運動にも◎。

夏はここに座ってビールを飲んだり、川に入ったりビーチバレーをしたり…

春には鴨の子育ても目撃することができる。

白鳥も

日本風庭園なんかもあって、すごく綺麗。

イザール川名物・寒くてもサーフィンをする人たち

馬の水浴び。

これは冬なのにとても暖かかった日。

夕暮れのエングリッシャーガルテン。

高い丘に登ると、市街中心部の街並みが綺麗に見えます。

中央左の2本の塔は聖母教会


ヴェストパーク


私の住む寮から徒歩20分くらいの所にあったのが、ヴェストパーク。


エングリッシャーガルテンよりも人が少なくて、散歩や読書に最適な場所。

いつもスーパーで飲み物を買って、この池のほとりでKindleを読んでいました。

ここは野外映画館やアジア風の庭園もあるので、時間をかけて歩いて回るのも楽しい。


ニンフェンブルク宮殿(の公園)


そして、私の思い入れの場所。


1年分の荷物をもって、20時間かけてミュンヘンにたどり着いた次の日、ホテルに荷物を置いて真っ先にやってきたのがこのニンフェンブルク宮殿でした。

比較的涼しいミュンヘンの夏には、花が咲いて、緑が美しく、私がいつも座っていたこのベンチ↓からは

綺麗な湖が見渡せました。

メインの宮殿だけでなく、大小さまざまな建物が公園内に散らばっていて、たまにチケットを買って中に入ってみるのも楽しかった。

※ちなみに私はバイエルン州のお城に入り放題になる「Jahreskarte」(年間チケット)を購入していたのですが、とてもお得なのでおすすめです。


ニンフェンブルクは冬も素敵。

この日は雪の影響でトラムも電車も完全に止まっていて、人がめちゃくちゃ少なかったのでより一層神秘的な景色でした。

雪の積もった城を眺め、白銀の世界をただただ歩くだけでも心がときめく。

きらきら


いつもよくいくスーパーからも歩ける距離だったので、私が大好きな大好きな場所です。


番外編


マイケルの追悼碑


ここは、語学コースの先生に教えてもらった場所。


有名なホテル「バイリッシャーホーフ」の前の広場にある誰かの石碑は、一度このホテルに泊まりに来たレジェンド・マイケルジャクソンの追悼碑になっています。

私は親の影響で、人生で最初に名前を知ったアーティストが彼。
以来20年近く彼の音楽を聴いてきたので、彼の聖地であるここは私のお気に入りの場所になりました。

月に1回以上はここを訪れていますが、たまに写真が貼りかえられたりレイアウトが変わっていたりするので、今でも多くの人に愛されているんだなあと温かい気持ちになります。

私はすぐそばにあるベンチで本を読むのが好きなのですが、よくご老人が私の隣に座りにくるので少しお話をしたりします。

この日はすてきな老夫婦に挟まれた日


他にもたくさんの大好きな場所が詰まった、広くてのどかなバイエルン州の都・ミュンヘンの街。

大阪に次ぐ第二の故郷ができて、それがこの街で、とても幸せだなあと思う。


19歳、ヨーロッパに足を踏み入れたことのなかった自分が旅行で初めてこの街に来て、街や人や自然のすべてに一目ぼれ。
以来、ミュンヘンを故郷と呼べるようになりたいと思って勉強を頑張ってきました。

21歳になった今、「帰りたい」と思える街が1つ増えました。

この街が私にくれたものの大きさを感じながら、それを一生涯忘れないでいたいなあと思う毎日です。



それではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?