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【スペイン旅】セビージャの美しきアラベスク、アルカサル宮殿へ

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。


イベリア半島旅、前回のグラナダ・アルハンブラ詐欺被害編に引き続いて今回は、さらに南に進んでやってきたセビージャ。

前回↓

スペイン南部のアンダルシア地方に位置するこの都市は、古代ローマ時代からの歴史を持ちます。
イスラム支配やカトリック両王の統治を経て、豊かな文化と伝統が今でも息づくセビージャの、ぶらり街歩きスタートです。




1日目:日本食が食べたい。


グラナダ・アルハンブラ宮殿で詐欺ガイドにまんまとはめられた直後、バスに5時間揺られてセビージャに到着。

ちなみに今回のスペイン旅行、バスは全てalsaで予約しました。
大きな遅れもなかったし中も綺麗だったので、リンク貼っておきます↓


ターミナルに到着すると、券売機にアラビア語の表記。
いよいよ南に来たなと実感します。

いつもどおり、まずはホテルに荷物を置きに。


ブッキングドットコムで予約した、駅近のホテル。
やっぱりホテルはロケーションがいいに限る。


ということで見出し通り、詐欺疲れと移動疲れでくたくたな今日は、ただただ日本食が食べたい。

向かう先は
ビュッフェ形式の日本食屋

ドイツに留学してから飲めるようになったビール。

サッポロビールは人生で初めて

最近ガストとかでも見るようになった猫型給仕ロボットが、セビージャの寿司屋にもいました

いつぶりか分からないお寿司。
でも、安くて美味い日本のくら寿司には敵いません。

寿司をたらふく食べたところで、波乱の日が終了。
ちなみにこれは、スーパーで見かけた巨大源氏パイ(?)↓

ロートの目薬と比較



2日目:アルカサル


おはようございます。
2日目の今日はしっかり観光する日。

まずは朝から、セビージャのメイン・アルカサルへ向かいます。

セビージャのアルカサルとは、イスラム教とキリスト教の建築が融合したムデハル様式の宮殿で、
14世紀に建設され、豪華な装飾と美しい庭園が特徴。

現在もスペイン王室の公式行事に使われていたり、一般の観光客向けにも公開されています。


チケットは公式サイトのこちらから↓
早めの予約を強く勧めます。


事前に購入していたチケットの提示と、荷物チェックをエントランスで済ませ、いざ入場。

ライオンの中庭

入るとすぐにあらわれるのが、ライオンの中庭。
ムデハル様式が美しい庭ですが、あいにく天気は曇り(というより砂で空気が霞んで青空が見えない)、、、

ペドロ1世宮殿


中庭を抜けてまず見学するのが、ペドロ1世宮殿。

その統治方法から「残酷王」とも呼ばれるカスティーリャ国王ペドロ1世は、ムデハル様式の建築を好み、セビージャのアルカサルの中でも最も美しい部分と呼び声高いこの宮殿を完成させました。

イスラム様式が取り入れられた壁

宮殿内部へ。

廊下一つとっても彫られた天井が美しい


人形の中庭


ここは人形の中庭。
他のエリアに比べて訪れる人が少なく、コンパクトで精巧な作りがとても美しい。

人が少なくて写真も撮りやすい◎


大使の間


金箔がふんだんに使われたここは、大使の間。
王が公式行事や重要な会議を行う場として使用されたそう。

部屋の隅っこまで抜かりない、アラベスク模様や幾何学模様が美しい。

そして天井(ドーム)を見上げると圧巻。
ここで行われた会話や演説の声がよく響くようにと設計されたようです。

足元には鴨さん2羽。


乙女の中庭


鴨さんが来た方へ進んでいくと、アルカサルのメインとも言える、乙女の中庭が。

宮殿の中心に位置する乙女の中庭。
真ん中の水路の両脇に植っているのは、オレンジの木。

逆サイド(こちらが正面)から見た様子。
乙女の中庭、という名前は、キリスト教の乙女たちがイスラム支配者に捧げられたという話に由来しているとかいないとか。

周りの通路の壁には、色鮮やかなタイル「アズレージョ」が敷き詰められていました。

反対側から見た水路

何層にも重なるアーチがとても綺麗でした。

そしてペドロ1世宮殿をあとにします。
外に出ると、これまた美しい藤の花(?)のカーテンに囲まれたような空間が。

プリビレジオ庭園


宮殿の外に広がるのは、プリビレジオ庭園。
庭園だらけのアルカサルの中でも最大のもの。

地面には一つ一つ違うタイルがはめられていたり、細かいところまで装飾を欠かさないこの庭園ですが、

回廊に登ると全体を見渡すことができます。

めちゃくちゃ丁寧に手入れされていて、特に植木の作り出す模様が素晴らしかった。

茶色い建物が今いた回廊

さて、そろそろ疲れてきたので最後の宮殿へ向かいます。

ゴシック宮殿


アルカサルにあるもう一つの宮殿ゴシック宮殿は、13世紀にアルフォンソ10世の命により建設されました。

先程とは違い、柱や天井の造りなどがゴシック様式的なのが特徴。

色鮮やかなタイル。

こちらは、歴史上の様々なシーンが描かれたタペストリーが飾られた部屋。


マリア・デ・パディーリャの浴室


そして、どこにあるのか探すのに難儀したマリア・デ・パディーリャの浴室。

入り口はこれ!!!

ここ、どうしても見てみたかったんです。
めちゃくちゃ綺麗じゃないですか、、、

これは、ペドロ1世が愛人のマリアに作ってあげた浴槽。
静かで涼しくて、まるで異世界への入り口みたいでした。

フェリペ2世の天井の間


最後に、ここも必見。
あのスペイン王、フェリペ2世の間です。

木製の天井に散りばめられた幾何学模様が見どころ。
人も少なくておすすめの場所です。


以上、セビージャのランドマーク、アルカサルを思う存分堪能。
ここのためだけにセビージャに来る価値、大アリです。


セビージャの街をぶらり


長々とアルカサルを見学して、そろそろお腹がすいた。

良さげなお店探しながら、街歩きをしようと思います。

アンダルシア発祥のフラメンコの衣装?

スペインの南の方って感じの街並みが、ドイツに住む私にとっては新鮮。


本場のパエリア


そしてやってきたのが、セビージャでも有名らしいこのお店。

人気の店だからか行列ができていて、15分くらい並んで入りました。

こじんまりとしていて素敵

疲れた体に沁みる、アルカサルのビール。

€3くらい

そしてこちらが、イカ墨ベースとトマトベースの海鮮パエリア。

€16ずつくらい

海鮮の出汁が効いていて、芯が少し残るくらいのちょうどいい硬さのアルデンテな米で、最高に美味しかったです。

腹を満たして、再び街をぶらり。

お昼時で賑わう街角

中には入りませんでしたが、大聖堂も見えてきました。

外観だけでも綺麗なのが伝わる

セビージャのクラブチームのショップも発見。

セレッソ大阪所属だった清武選手がいたのがこのチーム。
この時はセルヒオ・ラモスがイチオシだったのか、ポストカードがラモスのやつばっかりでした。

デザートにマックフルーリーを購入。

この川を眺めながら食べました。
途中、犬に絡まれました。

こちらは通りすがりに見つけた闘牛場。
スペインはどの都市にも闘牛場があって、地元に根付いているんだな〜と感動。

ちなみに牛って、赤いものじゃなくて動くものに反応するらしいですね。


スーパーで見つけたのは、レアルベティスとセビージャFCのアイシングケーキ。

左のベティスには乾貴士選手が所属していたので、セレッソにゆかりのあるケーキたちを思わず撮ってしまいました。

そのスーパーで買った、激安すぎるカットフルーツも紹介。

これで€2はドイツじゃありえない

あと、この日見た東海オンエアのYouTube動画に私の専攻しているドイツ語が出てきて嬉しかった↓



次回はコルドバ、イベリア半島一周旅でのスペイン最後の都市。

いま、旅先のバルカン半島でこれを書いていて、今の旅を記事にするのはいつになるのやら…と気が遠くなっているのですが、頑張ります。


それではまた!

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