『生薬・植物&季節の食材と薬膳』#14「フジバカマ(藤袴)」
フジバカマは、秋の七草の一つで、本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布しています。原産は中国ともいわれますが、万葉の時代から日本人に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。
地面に植えられている状態だと、葉っぱは無臭ですが、乾燥すると茎や葉っぱに含まれるクマリン配糖体が変化し、桜餅の葉のような香りを放ち、中国では古く芳香剤として利用されたそうです。
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