【中学受験】入試報告会(早稲田アカデミー)(2024年3月)
今年も受験が終わり、入試分析会の季節です。
昨年、早稲田アカデミーの入試報告会に参加していたつもりですが、サピックスと日能研だけでした。
というわけで、早稲田アカデミーは初めての参加です。
正直、昨年参加したので、もういいかなとも思ったのですが、今年もこのような催しに参加してしまいました。
オンラインでの視聴も可能なので、物理的に参加しなくてもいいのかなと思うのですが、その場で入試分析資料がもらえるのと、他の保護者の雰囲気がわかるので、その点だけは意味があるのかなと思って参加しました。
来年は、、、もう六年生だから参加する意味もあまりないかなと思っているところです。
むしろ、個別に塾の先生に、志望校の傾向とか、注意点とかを確認できればいいかなと。
全体の受験の傾向を知るのはいいのですが、あまり傾向は毎年毎年変わるわけではないので、認識を深める程度には役に立つのではないかと思います。
【概要・興味深かった点】
2月1日受験生の数は微減。4.3万人、受験率15%弱。定員は4.1万人ぐらい。
2000年前半に、各中高一貫校が定員を増加させるべく申請。リーマンショック後、受験生が減少。定員>受験者数という状況が続いた。
高大接続改革、コロナでの私立の迅速な対応などで中受層が拡大。最上位の学校だけではなく、中間層での受験率が増加。
1都3県の子供は今後減るが、東京の中心にアクセスがいい地域の子供の数は横ばい。また、東京都の高校の実質無償化等の少子化対策で更に受験率は高まる可能性。
受験校(約6校)、出願校(約8校)ともに、増加傾向。
埼玉や千葉の学校の受験の目的は、半分は受験の慣れ、もう半分は、現在地の確認のための模試の要素。
コロナが終わり、女子校を中心に面接が復活し始めているところも。
出願自体がオンラインで手軽になり、合格発表も基本はオンライン。
公立中高一貫校の受験者数は減少傾向。そこに特化して勉強している層の合格率が悪いから。私立中学向けのガチ勢が2月3日の公立の合格もとってしまうため、気軽に受験する層が大幅に減少。
受験者が増加する要因は、①進学実績(今年の駒場東邦は、東大理三が昨年多かったので人気が増で、模試などでもあまりにも人気なので本番は避けた者が出てきて、若干倍率が落ち着いた)、②学校設備(早稲田中の新設校舎、少し前の海城のサイエンス棟)、③高大連携・附属化・系属化(日本学園が明大世田谷になり、付属校へ)、④共学化・国際化(昨年の芝国際)。
学校選びは、大学入試合格実績や偏差値、設備だけでなく、そこで多感な時期を過ごす、人格形成期として過ごす場所の選択としてどうなのかを考えて選んでほしい。
早稲アカの合格者数が伸びたのは、生徒の頑張り、家庭の支え、教務システム改善の積み重ね、教育理念の徹底、他塾に先駆けた先進的な取組の総合的な結果。(ここは、他のブログで、他会場ではもっと明確に、サピに入る子供が、コロナ対応を早急にした早稲アカに早期に入ってきた結果、ということに言及したところもあるようで。。)
四谷大塚のテキストが難しくなって、それを我慢して対応したことも影響があるのではないか。
小3から小5までの最難関対応のNNを新設。
逆転の早稲アカではなく、先取りで、順当に圧勝する塾になってきている。
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