「立教女学院」の"理科"を解いてみた
背景・主旨・総論
2022年2月1日の立教女学院の入試理科。
解いてみたのでその感想考察。
なぜ入試問題を解いているのか。
以下の記事を参照。
子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと
感想の前に合格基準
2022年理科の合格者平均点は39.3点
60点満点なので2/3程度。
大問4つ(物理化学生物地学)。
各設問の半分ちょっとを解ければよい計算。
大問1:物理(実験知識、斜面運動、光の反射)
分野を絞らず運動と光を両方。
しかも実験知識までかじろうとする構成。
網羅性や知識問題の確認に力を入れてる印象。
後半の設問も特に考える力は必要ない問題。
総じて良問には見えない。
問われている知識は浅いが、設問を長くしただけという印象。
最後の問題も2ページにわたって色々書いてるが、下の絵だけでわかる。
ちゃんと読んだ人が損する問題。
大問2:化学(水溶液の分類)
こちらは一転、水溶液の分類に特化。
文章の雰囲気も大問1とは全然違う。
最初の3問くらいリトマスとBTBとキャベツの話が多すぎ。
同じ知識が必要な問題を何度も出すのは良くないと思う。
アンモニアが弱アルカリ性という知識が必要な問題があった。
しかも小問(1)(2)の1つ目。小学生でそこまで基礎っぽく習うんだ。
大問3:生物(受精卵の成長、茎の成長)
生物ようわからん。
知識問題半分、知識がなくても解けそうな問題半分、に見えた。
大問4:地学(月食)
地学は天体の見え方はちょっと勉強しただけだが、良問に見えた。
1,2(1)は基本と知識。
それ以降は天体の仕組みへの理解が必要。