中学受験をさせる親が多い本当の理由
東京、特に23区の話。
中学受験をする知り合いに理由を聞いてみる。
「うちの子は出来が悪くて、今の内からやっておかないと」
みたいに言う人が多い。嘘である。
いや、嘘ではないかもしれないが、本当のところは違う。
塾の冊子に中学受験のメリットがこう書かれていた。
「子供の成長や親子の絆が~~」
と。そういうことじゃない。
本当の理由、最大の理由はなにか。
「民度の低い公立学校に行かせるのが嫌だから」である。
以下データと共に詳細説明していく。
進学率から見た東京公立中学の実情
文科省の学校基本調査のデータ。
東京の私・国立中学への進学率は25%と特異的に高い。
23区に限定すれば更に高いし、これからも高くなっていく。
25%という数字の意味を説明する。
私/国立へ進学する25%がどういう家庭なのか想像してほしい。
親は教育に関心があり子供を塾や習い事に通わせておりその余裕がある。
子供も受験で合格するだけの素養と努力できる習慣が身についている。
つまりこの25%は民度的な意味で上位側である可能性が極めて高い。
逆に言うと東京で公立中学に行くということはどういうことか。
民度の高い25%が抜かれた残りの集団に属するということになる。
東京以外の出身者は「公立中学も別に悪くない」と思いがちだ。
地方の公立中学を想像してそう判断しているのだろう。
その判断は東京以外なら間違っていない。
東京以外では私/国立への進学率は6%、つまり94%が公立中学に行く。
民度もそれほど悪くないだろう。
だが25%と6%では世界が変わってくる。
30人クラスで考えて、6%なら1,2人だが25%なら7,8人となる。
クラスで「あの子しっかりしてるね、優秀だね」って感じの子が7,8人抜かれてクラス編成されるとして、そのクラスに自分の子を入れたいだろうか。
言うまでもないが私/国立への進学率は年々上がっている。
あなたが東京に住んでいて子供が小学生だとして、中学生になる頃にはこの数値が地方並みに下がっている、などといった事態は想定しづらい。
まとめとあとがき
以上が東京で中学受験をさせる親が多い本当の理由である。
仲の良い人に話すと「実はそう!」と言ってくれる。
もちろん公立に行ったら人生終わりと言いたいわけではない。
各家庭の事情もある。
可能なら中学受験を前向きに検討しても良いのではくらいに捉えてほしい。
ここからは有料部分となる。
有料部分はデータ的な話はなく、全世界には公開しづらい個人的経験に基づく感想(小学校で他の家庭を見て思ったこと等)を記載している。
発言に過激な部分があるので、それも踏まえて購入してくれる方はどうぞ。
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