「発達障害があるんです」って告白した時に言われてみたいことと嫌なこと
「発達障害があります」という告白。
それは、親御さんが障害のあるお子さんのことを知り合いや親戚に告げたり、学校のクラスの保護者にみんなの前で伝える時や、
発達障害のある人が、友人や職場に告げたりするケースがあると思うんだよね。
そんな風に「発達障害がある」って他の人に告げるのには、告げたい理由・告げなきゃいけない理由があっての事のはずなんだよね。
発達障害ということを相手の人に知ってもらう事によって、
ー困ってる状況を理解してほしい
ー困ってる状況をなんとかしたい
ー相手が困ってたり困惑している状況をなんとかしたい
私の場合、息子のアスペルガーの事を告白する時は、大抵がこれらの理由からだったんだよね。
でもね、発達障害の事を告白した時に得るリアクションのほとんどは、
「発達障害があるようには見えないよね」
うん、確かに見えないと思う。でもね、発達障害があるように見えないからこそ誤解されて困ってるし、障害があるように見えないが為に、障害の特性が原因で困ってることがあることに気づいてもらえてないだろうなって思うからこそわざわざ言葉にして伝えなきゃいけないんだよね。
でもそういう事情を発達障害のことをよく知らない人はわかってなくて当然だし、「そんな風に見えないよ」のリアクションを責めるのも違うとは思うのね。それは、その場を取り繕うための優しさを込めた言葉だったり、励ましの言葉だったりするかもしれないわけだしね。
でもね、「発達障害があるように見えないよ。大丈夫だよ」の言葉の後に「だから障害のせいにしないでちゃんとやれば」的な態度をされれば傷つくんだよね。障害を言い訳に何かをしたくないわけじゃなくて、やりたくても出来ない事があるからこその告白だから。
だからね、「発達障害があるように見えないよ。大丈夫だよ」の言葉の後に「どんな事が大変なの?」「関わる時にどんな事に気をつけたらいい?」って歩み寄ってもらえたら、発達障害のある子の親として、私は凄くありがたいんだよね。
例えば、「アレルギーがあるんです」って告げた人に、「そんな風にはみえないよ」「食べず嫌いじゃない?頑張って食べてみたら?」なんて言う人はいないと思う。きっと「何がダメなの?」「どんな事に気をつければいい?」って応えるんじゃないかな。
こんな風に「発達障害があります」の場合にも同様に、こういう対応であってほしいなって。
何れにしても「発達障害があるんです」って告げる事が、お互いに溝を作るものじゃなくて、近づいたりよく知り合う為のきっかけの言葉であってほしいなって思います。
例えば幼稚園や学校の入学の時に「発達障害あります」と障害の事を知らせたら「じゃうちでは預かれません」じゃなくて「どうすればいいですか?」を導く言葉であってほしいしなって。
もしあなたがいつか誰かに「発達障害があるんです」って告げられたら、ちょっとこのnoteのことを思いだして歩み寄りの対応をしてもらえたらなっていう気持ちを込めて今日のnoteを書きました。「へぇ~そうなんだね」って思ってくれる人が一人でも多くいてくれたら嬉しいな。
たくさんの方々に読んでいただいたり、支援方法を参考にしてもらえたらと思い記事を無料公開していますが、 今までもこれからも勉強を続ける私の為に「投げ銭」という形でご支援いただければすごく励みになります。 よろしくお願いします。