川味

食べて読んで訳して考えて、そして書く。おもに中国料理と日々の食、不時の食について。翻訳した台湾の食エッセイ、焦桐『味の台湾』(みすず書房)が2021年10月に出版されました。こちらも翻訳した崔岱遠『中国くいしんぼう辞典』(みすず書房)は好評発売中です。

川味

食べて読んで訳して考えて、そして書く。おもに中国料理と日々の食、不時の食について。翻訳した台湾の食エッセイ、焦桐『味の台湾』(みすず書房)が2021年10月に出版されました。こちらも翻訳した崔岱遠『中国くいしんぼう辞典』(みすず書房)は好評発売中です。

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焦桐『味の台湾』収録全作訳者コメント

焦桐『味の台湾』(みすず書房)には全六〇篇が収録されています。原書からより抜くにあたって、そして収録作品を並べるにあたっては意図もあり、また訳すにあたっての感想もあります。「訳者あとがき」には載りきらないいろいろをつぶやきましたが、あらためてまとめておきます。 南北や店による違いを書き出し、具体的な店名を多く取り上げる本書における印象的な構成がよく表れている。しかしただ滞りなく進むのではなく、「ああ、人生には肉円を食べるときのように、あわただしく進まなければならない瞬間のい