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【読書】人と社会と幸せについて考えながら

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気の向くままの読書記録です。本の選び方はマニアック、かも。内容も、本の紹介はもちろんしたいことだけど、自分が何を思ったか、何を連想したか、も記録しています。それから基本図書館で借…
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2023年8月の記事一覧

【読書】月の裏側(日本文化への視角) もくじ

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 目次を作ることにしました  長かったので目次を作りました。よかったらご活用ください。 【読書】月の裏側(日本文化への視角) その1:文化人類学の神様の御神託 【読書】月の裏側(日本文化への視角) その2:日本が世界に還元するもの 【読書】月の裏側(日本文化への視角) その

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その8

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その7

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その6

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その5

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】日本統治時代を肯定的に理解する

出版情報 タイトル:日本統治時代を肯定的に理解する 著者:朴贊雄(パク・チャンウン) 出版社 ‏ : ‎ 出版社 ‏ : ‎ 草思社 (2010/8/24) 単行本 ‏ : ‎ 304ページ 本書から民主主義を教わる  この本を読んで、衝撃を受けたことが2つある。1つ目は、 『民主主義の精神は人を尊ぶ心遣い』。すごい。これって例えばキッシーはすぐ言える言葉かな?あるいは日本の議員たちで、どれだけの人がこんなふうに言えるだろう? 2つ目は、売国奴かどうか愛国心を

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その4

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その3

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その2

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 著者略歴 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡くなりになっている。生ま

【読書】月の裏側(日本文化への視角) その1

出版情報 タイトル:月の裏側(日本文化への視角) 著者:クロード・レヴィ=ストロース 翻訳:川田順造 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2014/7/9) 単行本 ‏ : ‎ 176ページ 日本に恋したレヴィ=ストロース 著者レヴィ=ストロースは著名なフランスの文化人類学者で、代表的な著作は『悲しき熱帯』である。婚姻関係をはじめとする他グループとのやりとりには規則性(構造)がある、と提唱した。構造主義の第一人者でもある。残念なことに2009年に100歳でお亡く

【読書】「原爆は日本人には使っていいな」

出版情報 タイトル:「原爆は日本人には使っていいな」 著者:岡井 敏 出版社 ‏ : ‎ 早稲田出版 (2010/7/1) 単行本 ‏ : ‎ 271ページ いくつもの切り口  本書はいくつもの問題提起をしてくれている。著者の意図するもの、意図せざるもの取り混ぜて。  著者の問題提起は主には原爆の常識の欺瞞、「ハイドパーク覚書」にまつわる欺瞞である。そして著者の行動の基層として平和を希求して孤軍奮闘する父の姿、それから著者が受けた軍国主義下のイジメとそれに対する父

はじめに

ずっとずっと昔、人類学、その中でも文化人類学に興味があった。でも人類学を学ぶには、骨を見るのが平気じゃなきゃダメだし、文化人類学はフィールドワークができないとダメだ。虫がわんさか、草がぼうぼう、泥だらけの道。異文化の人々。私にはとてもできやしない、と思った。だいたい、ちょっと本を読んで、面白そう、って思った程度だし、ね。 本を読むことはできる。でもとてもとても、なま=生=ナマな何かに出会う。そんなこと、私にはできそうにない。勇気がない、ね。当時は若かったのに、ね。 んで、