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備えることと何事も起きないことを願うこと

私の好きな Youtube チャンネルの一つに
「生活防衛ラボ」さんがあります。

このチャンネルは災害や有事に備えるための情報を発信しておられます。
声が可愛いので話されている内容は硬派なのですが
なぜか癒されるという不思議なチャンネルです。

中東情勢などはテレビのニュースを見ているだけだと
疎くなってしまうなと感じているので
このチャンネルで時事ネタをアップデートさせていただいています。

ご本人は「ただの主婦」とおっしゃっているのですけれども
海外のニュース記事などを読みこなしておられて
すごいなと感じています。

備蓄のやり方なんて学校で教わったりしないので
勉強させていただいていて
真似できるところは真似しようとしています。
ただ私が今住んでいるところは
住宅街の中にある賃貸物件で備蓄を進めようとしていても
タカが知れています。

また備蓄というのは在庫管理能力が
非常に問われるなとに思います。
というのも何があるかわからないことに対して
備えていく必要があるからです。

災害、有事と一言で言っても
ありとあらゆるパターンが考えられます。
なので考え出すと非常に頭が痛くなってきます。
また金銭面や生活の事情などもあります。
使える額も限られていますし
いざとなったら別の土地にすぐに行けるような
仕事に就いている人ばかりでは当然ありません。
また同居している家族の理解も得なければいけません。

考えるのがめんどくさいし
実行するのはもっとめんどくさいので
しょっちゅう目的を見失ってしまいます。

ただし日本は災害大国でもありますので
明日、1ヶ月後、なんなら今この瞬間に
災害が起きても何の不思議もないわけです。
なので備えるということは絶対に必要ですし
もし自分が使わなくても用意しておけば
すぐに人にあげることもできます。

元旦の能登の震災の時は
備蓄をしている中からすぐに微々たる量ですが
送ることができたりしました。

一方で私は実は都市伝説系のYoutubeも好きでよく見ています 。
その中でも「何月何日に地震が起きる」ですとか
「この時期に大災害が起きる」などの動画は
怖いサムネイルであればあるほど
ついクリックして見てしまいます。

そして家族や親しい人に
「何月何日に地震来るんだって!」とついつい言ってしまいます。
そしてその日、あるいはその時期に
特に何もない、「起こる」と言われていたことが起きないいうことになると
「違ったじゃん!」と言われてしまうのですが
それを言われるとまるで自分自身が否定されたような
気持ちになってしまいます。

悲惨な出来事が起きてほしいわけなく
何事もなくて良かったねという話なのですが
ついつい自分が間違っていないということを
証明したくなってしまいます。

そして「何か起きてないかな?」というふうに
ニュースを検索する自分に気づき「ハッ」としたことがありました。
これはただただ
「自分は正しかった、お前は間違っていた」ということを
言いたいがための行動だからです。
本当に大変な思いをしている人が実際におられて
自分だって当然災害に会いたいわけではないの にです。

なのでそういう情報に触れるときは
その情報の真偽もですが
つい「自分は正しいのだ」と証明したくなる
という心理に陥りがちだということを注意して観た方ががいいな
というふうに感じています。

生活防衛ラボさんもどこかの動画で
「備蓄は長期マラソンみたいなもの」
というふうにおっしゃっていました。

備蓄品を食べるのは賞味期限を迎えたものを
「特に何も起きなくてよかったね」と言いながら
みんなで食べるのが一番というふうに話をされていたことがありました。

備えるということは大事だし絶対に必要なことです。
でも同時に
「こんなに備蓄買わなくてもよかったじゃん」とか
「違ってたじゃん」と人に言われてしまうことも
ウェルカムするという態度が求められるのかなと思いました。

それに対して
「そうだね本当に何も起きなくてよかったね」と
にっこり笑って言う自分でありたいと思います 。

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