うまくいくとか、いかないとか
こんにちは。
あたらしい職場に慣れず、てんてこまいのヒカリです。
そして、早くも学校が恋しい……。
いまの職場に通えば通うほど、わたしはやっぱり学校がすきなんだなぁと改めて思い知らされて、すでにホームシックでつらい……。
実は、自分らしい理想の自分を見つけられたのが、学校法人で働いていたときだったんです。
毎朝、起きるのが楽しみで仕方がなかったなんて、稀有な職場でしょう?
採用してくれてありがとうございます、本当に心から幸せですメールを課の主任に送ってしまったくらい(重い😆)
でも、結果的には2連続で契約を切られることになってしまったんで、悲しいことに、きっと縁がないのでしょうなぁ🙄
仕事ポンコツだから、しゃーない。
切り替えなきゃと思いつつ、未練タラタラ😭
(完全に失恋乙女モード。。。)
今回の職場は、財務会計論やら監査論やらをある程度勉強しないと、みなさんの話についていけません💦
いや、わかってたんですが、わかって志望したんですが、さすがに業界を甘く見すぎていました……
一般の経理は、学校法人のそれとは全然違うので、事業会社の貸借対照表に載ってる科目の意味がさっぱりわかりません( ˘•ω•˘ ).。oஇ
専門用語がわからなすぎるので、とりあえず簿記3級の復習中です😇
で、久しぶりに簿記のテキスト見たら、日商簿記試験の内容も、今は結構違うんですね……難しくなってる……orz
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さて。
わたしは一時期、北海道で就活していたことがあります。
(結局は頓挫してしまったのですが……)
その時、ある面接で言われたちょっとした(おそらくそれほど悪気のない)一言をよく覚えているので、今日はその話をしてみようと思います。
その一言といいますのは。
とある牧場の、面接でのやり取りの中で投げかけられたものでした。
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『職務経歴を教えてください』
「はい。わたしは新卒で…………斯々然々。今に至ります。以上です」
『ありがとうございました。すみません、神奈川のことは不案内なもので、卒業された高校のこともちょっと調べさせていただいたのですが、通われていた音楽の中高一貫校を退学されて、普通科の高校に入り直されたんですよね。そこまでするということは、なにか志があったのですよね。なぜ、大学に進学されなかったのですか?』
「親元を離れて暮らさざるを得なくなったからです」
『それは、ご両親となにかあったのですか?確執というか、軋轢ということですか?』
「というよりも…、虐待とか、ネグレクトですね、在学中に施設に入りましたので」
『そうですか…、で、今回の転職のご理由は』
「離婚に伴ってです。北海道に来るのは今回が10回目ですし、ずっと暮らしてみたかったので」
『ご離婚ですか。そうですね、あのー…、そうですね。えー…、お話を伺っていると、これまであまり思い通りにならなかったというか、うまくいかない人生だったんだなという印象なのですが……』
「………。」
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いや~、これは衝撃の一言でした。
客観的に見たら、わたしって「人生うまくいってない人」なんだなぁと。
わたしは、あくまで「○○という理由で就職しましたor退職しました」と、決して恨み節を混ぜるわけでもなく、事実を淡々と述べていただけだったのですけれども😅
……というかむしろ、自分は割と運がいい人生だと思っていたので、
聞かれたことに正直に答えただけで、こう思われることもあるんだなあと、
ちょっと……いや、かなりびっくりしました😳
だって、わたしは明日死んでも一向に構わないと、心から思っているんですよ。
いまも。常に思っています。
いつも後悔のない選択をしてきた自負がありますし、
その選択の結果出会った人たちも、みんないい人でしたし。
なんだかんだで自分で良かったと思ってますし、満足してます。
(そして、それは紛れもなく、この人😎のおかげでもあります。)
もちろん、高校生のときは、
音楽を勉強していた分の遅れを取り戻すために必死に勉強していましたから、
就職することになったときには、大変惨めな思いをしましたけれども。
けれど、いままで出会った人や出来事も、心の底から憎み続けるほど嫌だったことって、なかったですし。
なんなら、あのまま進学していたら傲慢な人間のままでしたので、これで良かったと思ってますし。
でも、人によっては施設に入ったり、離婚したりすることが「うまくいかないこと」と定義されるのだそうです。
繰り返しになりますが、これはなかなかの衝撃でした。
そして、わざわざ飛行機で面接を受けに行って、これ言われて落ちるってどういうこと?!って思いました😂
さすがにげんなりしましたよね……
まあ、そうは言っても、
印象の悪い話し方をしてしまったわたしにも原因はあると思うので、
淡々とじゃなくて、これからはもっと明るく振る舞わないといかんな~、と反省しましたが。
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そもそも。
この世では、すべての人々の人生がうまくいっていて、順調です。
そして、大なり小なり計画通りです。
「人生を楽しみたい」とだけ決めた人も、「ああしてこうして…こうやってああやって…」と色々と策を練った人も、その人がいま、生きて、目の前のことをひとつひとつ取り組んでいるだけで、計画通りなのです。
もちろん、選択は自由です。わたしたちは変われます。
でも、変わらないこともできます。どのように生きても自由です。
ぐんぐん成長してもゆっくり成長しても、なにをしても自由。
でも、それすらも、人智を超えた「地球網」の範疇です。
天の配剤とはこのことだなあ、とこころから思います。
それに対して、外野が「あの人はああだからダメ」とか、「あの人はうまくいっていない」とかって裁き出すと、自分もそのように裁かれることになってしまいます。
人は、その人生から学ぶべきことを学んでいることを、決して忘れてはいけません。
ですから、批判したり、口出ししたり、その人の生を奪ってしまったりすることはご法度です。
(しかし、今回のことはわたしも「自分の見られ方」のひとつとして勉強になったので、良いのですけれども)
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よく、「生前うまくいかなかった偉人」として、ガリレオやゴッホが引き合いにだされます。
特に、ゴッホに関しては自傷癖があったようですし、御本人も生前は相当苦しんだものと伝わっています(わたしは、彼の半生には感情移入しすぎて泣けてきます)。
そして、最後には自死をしてしまいます。
でも、本当の意味で、彼らは生前、うまくいかなかったのでしょうか。
そして、彼らに関しては、死後の功績も同時によく語られますね。
実際、ガリレオの理論はその後の科学の発展に間違いなく寄与していますし、ゴッホに至っては、死後、(当時の)安田火災がまさか58億で「ひまわり」を落札するなんて、思ってもみなかったでしょう……。
わたしも「夜のカフェテラス」のクリアファイルを大事に使ってます。
でも、本当の意味で、死後、彼らは名誉を回復したのでしょうか?
その程度は?尺度は?
考え出すと、まったくもってキリがありません。
だから、いまこそ。
生きているとか、死んでいるとか、
成功とか失敗とか、
過去とか現在とか未来とか、
そんな観念。
ふっ飛ばしてみませんか。
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成功とか失敗とかって、各人、あるいはその時代の価値観の一片に過ぎないことは自明です。
だから、一瞬の判断で良い悪いを決めつけるのは、もったいないことですね。
すべての人々の人生は、言動は、善なる種に他なりません。
最近は、AIも絵を描く時代ですけれども…
(↑このQuizKnockの動画、めっちゃ面白いので、よろしければぜひぜひ!!)
人が創ったものは、どんなものにも心が宿っています。
人の選択にも、心が宿っています。
AIが描いたものにだって、人は心を宿すことができます。
すべてのものに、すべての人に、人は心を宿すことができます。
実は今日、
以前一緒に働いた人が書いた、素晴らしい文章(短編の私小説)に出会いました。
彼は育ちもスタイルも良く、世間一般では高学歴と呼ばれる経歴の持ち主で、身のこなしも上品。
もちろん、仕事も早く、卒がない。
うっかりすると仕事中に見惚れてしまうくらい洗練されていましたが、
それは内面の輝きがあってこそだったんだ、ということが、よくわかったのでした。
でも、彼は作家ではありません。
一介の会社員といってしまえば、それまでです。
履歴書だけの情報では、上記のような仕事ぶりと、内に秘めたこれほどの才能と情熱を見抜くことは、きっと不可能でしょう。
しかし、彼の想像(創造)力と、創作物に宿した心に触れれば、
表面的な情報だけで、彼を軽くあしらうことなど到底できるはずがありません。
だから、人と対峙したときは。
どんなときも、自分の判断をさし挟まずに、
相手の存在を自分の心に宿すということが、
どれほど大切なことかを実感しました。
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人は、想像で創造します。
相手が何者であるかを疑り深く見極めて、
それがいったい何になるというのでしょう。
偏見や差別は無知から生まれます。
知ること。
話すこと。
理解すること。
相手が心を宿したものを知ること。
そして、それに自分も心を宿すこと。
わたしたちの目に見えているものは、すべて、
やがて滅するものです。
しかし、ひとたびそこに心を宿せば、
永遠の命がうまれます。
目を閉じれば、
真実はいつも、いまここにあります。
わたしたちの心は、真実です。
その真実は、すべての有限を無限にすることができます。
だから、いまこそ。
みんなで、有限を無限にしていきませんか。