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こどもの危ないについて

なんでこどもって危ない行動をするんだろう?

そんなことを考えていたら、ある本にこのように書いてありました。

「こいだり、すべったり、グルグル回したり、雲梯や木に登ったり、階段の手すりをスケートボードで滑り下りたりして元気いっぱいに外で遊ぶときは、こどもたちは適度な不安を意図的に自分自身に対して投与しています。そうすることで、子どもたちは自分の体だけでなく、不安もコントロールすることを学んでいるのです。人と一緒に遊ぶことで、どう交渉したらいいのか、楽しませるのにはどうしたらいいのか、対立によって生じた怒りをどう調節したり克服したりしたらいいのかについて、子どもは学びます。」

参照:遊びが学びに欠かせないわけ―自立した学び手を育てる https://www.amazon.co.jp/dp/4806715557/ref=cm_sw_r_cp_tai_kUWdFbKNZQCFQ

この文章で納得したのは「適度な不安を意図的に自分自身に対して投与しています。」という文。

思わず「なるほど」と口に出てました。笑

私が働いている学童でもよく「危ないよ!」という事は多々あり特に梅雨の時期は室内遊びが多くなって、より危ない行動が目につきます。なぜ、わざと危ない行動をするんだろうとまずそこで考えるわけです。なぜ危ないかの理由もこどもに直接伝えます。また約束事を決めます。もう危険な事はしないだろうと思ったと同時にまた危ない行動をしていて呆れる事は日常茶飯事。

でも、上記の本を読んでなんとなく分かったのです。

自分に対してストレスをかけ、それをコントロールして成長するということをこどもたちは遺伝子レベルで体に染み付いているんだと。

この本を書いたピーターグレイ氏は人類史を遡って書いています。

狩猟をすることで生存していた時代にこどもたちは死ぬか生きるかの世界を生きています。なので立派な狩猟の民として自立するために不安を自分に向けてそれを乗り越えるという自分を成長させる過程は必要不可欠だったのかもしれません。

こどもたちの遊びたいの裏にはそんな一面があるんだとわかるだけでこどもたちへの見る目が変わりますね。こちらも全部が全部「やめなさい!」っていうのも違うのかなと疑うことが大切なのかなと思います。もしかしたらその行動が必要不可欠なものかもしれないのだから。

現段階で本は読んでいる途中なのでまだまだ面白い話が出てきそうです。

ぜひ、なにかし堂にも置いてありますのでお手にとって読んでみてください。

お待ちしてます。

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