こどもと絵本とカミキリムシ29
こんばんは。台風で被害にあわれた地域の皆様、ご無事でしょうか?この時期は台風が多く、心配になりますね。どうか皆様お気をつけて!
さて、息子の一番好きな虫はカミキリムシ。カミキリムシってほんっとーに多様な色のものが存在していて、日本に生息するカミキリムシでさえ全部採集したことのある人はいないらしい。でもそれくらいコレクターも多い昆虫だそうです。
あの長い触覚と牙がかっこいいのかな。確かに私も好きです。キーキーと鳴くのもかわいい。あとやっぱり模様と色、素敵です。でも人によっては害虫ですからね、いつでもウェルカムというわけにはいきませんね。
そんなカミキリくんですが、先週夜の虫採りに近くの公園に行った(しつこい)のですが、なんともう上着が必要なさむーい夜だったのにも関わらず、キボシカミキリを見つけたんですね。触覚のとってもながーいオス。我々大興奮、すでに捕まえていたカマキリをリリースして、こちらを飼育することにしたのです。キボシカミキリは、黒地に黄色い点々模様。星みたいだから、キボシなのかな。とっても元気で、厚紙を噛ませてみたら、ザクザクと噛んでいました!
そんなカミキリくん、今朝ケースを見たらなんと、餌としていたクワの葉を入れていた小さな水の入った容器内に完全に入っていたのです。それを発見した私はもう大慌て!だって旅行用に小分けに持っていく化粧水とかを入れる本当に穴の小さな容器で、まさか入れると思っていなかったんです。たぶんクワの茎を食べているうちに進んでいって入っちゃったんでしょうね。「どうしよう!早く出さなきゃ!」オロオロ、と、急に子供が吐いて焦ってる時のようになりました。中でターンして出てくるようなスペースは皆無だし、全然動かないし、もう死んでしまったんだな、と本当に本当に自分の不手際を悔やみました。でもどうにかピンセットで触覚やら体やらを引っ張りだして。息子と「本当にごめんね。昨日まで元気だったのに、ちゃんと穴をふさいでなかったから…」と、寿命が来て死んだわけではないので、とってもショックでした。
案の定、中から出しても水がしっとりとついていて全く動かない。残念だけど、今夜標本にしようね、と体を拭いてタッパーの中にティッシュでふわっとくるんで上に蓋を閉めずにのせておきました。そして先程、、標本にしようと箱のティッシュを暴いてみたら、、いないんです。どこにも。絶対に入れたし、まさかベランダに落ちている?と一生懸命探し、その後念の為リビングも探し、でもいないんです…。
実は仮死状態だっただけで飛んでいったとしか思えないんですが、どうでしょうか…そんなことってあり得ない!?蓋はひじゃげていたので上に乗せていても空間は存分にあったので、もし生きていたら余裕で飛び立てちゃうスペースありだったし…。事実はわからないのですが、実は生きていて我々がいなくなったあとに息を吹き返し、飛んでいってくれたのなら良かった、そうであってほしいと願っています。息子は逃げ出したことに怒っていましたが、もしそうだったら本当に嬉しいし、すごい生命力に感激しますよね。
カミキリくん、無事でいてね!
『へんしんかいじゅう』(あきやま ただし/作・絵)
初めてこの著者の作品を手にしましたが、とっても面白いです。「へんしんシリーズ」はどうやら15冊まであるそうです。まだ一冊目ですが、少しずつ読んでいきたいと思います。こちらは怪獣編。絵も面白いのですが、声に出しながら上手に読むことがポイントで簡単そうで意外と難しく、読みても気合が入ります。リズムも良いのでこどもも覚えやすくノリノリになっていました。
こんな季節でもタマムシを見つけた!という話を聞いたりするので、まだ探せば遅生まれの子たちがいるんですね〜また出会いたいな〜(笑)
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