英語学習025 疑問文(Interrogative Sentences) その1、Yes /No疑問文。「はい」か「いいえ」で答えさせるやつ。
疑問文とは、その名の通り、何かを訪ねてそれに対して答えてもらうための文。相手から何らかの反応が欲しいやつね。
例えばこんなの。
「Mary(メアリー)はJohn(ジョン)を好きですか?」
という意味。
今は、なんだこの文頭に登場してるDoesってやつは?というレベルでOK。
その1、Yes/No 疑問文
「はい(Yes)」か「いいえ(No)」のいずれかで反応して欲しい時に使う疑問文。
つべこべ言わずにどっちなの?「はい」なの?「いいえ」なの?と詰め寄る系の疑問文ね。
例えばこれ。
wantは「欲しい」という意味の動詞(V)。
「〜を欲しい」というときに使うやつ。
この文では「dinner(夕食)が欲しいか?」と聞いてるので、
「あなたは夕食が欲しいですか?」という意味の文なんだけど、もうちょっと自然に訳して、「夕食食べたいですか?」という感じかな。
こうやってDoとか、又はDoesとかで始まる疑問文に対して、答え方はYesかNoのどちらかになる。これをまず覚えておこう。
(ちなみに過去形はDidね。これはそのうちサラリと説明しますので、今はわからなくてもOK。)
つまり、"You want dinner"という文の先頭にDo付けただけで疑問文へと変身。
そして、この疑問文への答え方の一例がこちら。
Noなのにその後すぐにthank youと言うちょっと変な感じなんだけど、逆に、「何か食べる?」って聞かれて「はい」とか「いいえ」だけの回答って自然じゃないよね。だから、こういったご厚意としての質問に対して、Noとお断りをするときは、No, thank you.と後ろに「ありがとう」と付け加えるのが普通。
この、Do you want dinner? という問いかけに対して文法的に100%正しく、省略なく答えたとすると、こんな感じ。
そしてこの回答の、No, I don't want dinner. の省略した形が学校の教科書で登場する以下の形。これでももちろん正解ですよ。
No, I don't.
ただ、省略する前の完全体(この場合、"No, I don't want dinner")を知っておくことは、英語を勉強していく上で大事なことなので、こういう実際使わない表現だけど知っていた方が良い形も話していきます。
そしてもう一つのYes/No疑問文の例はこちら。
tiredは「疲れている」という意味の形容詞だから、
「あなたは疲れていますか?」という意味。
You are tired.(意味:「あなたは疲れている」)の、一語目と二語目の語を入れ替えてるだけですね。
動詞がis, am, areなどのBe動詞の時はこうやって主語(S)と動詞(V)の順番を逆にするだけで疑問文が作れるんだよ。
Are you tired? に対する、「はい」の答えとしては、
Yes, I am tired. なんだけど、最後のtiredを省略して、Yes, I am. と答えるのが教科書的な回答。
つまりこのYes/No疑問文を作るとき、動詞がis, am, areなどBe動詞の時は、その主語(S)とBe動詞(V)の位置を入れ替えるだけで疑問文できちゃうんだけど、動詞がBe動詞じゃないときはDoとかDoesを文の先頭に付けて疑問文を作るんだ。
例えばこんな文。
先頭にDoをつけて、
で疑問文完成。
じゃあDoesはいつ使うのか。この場合、Doesじゃダメなのか。
Does you speak English?じゃダメなのか。
結論から言うと、それじゃダメダメ。Doesは文の主語(S)が三人称単数で、現在形の文で、動詞の最後にSがくっついてるときに、その文を疑問文にするのに使うんだよ。
ちょっと何言ってるかわからないという場合は視覚的に覚えちゃおう。
という文があるとして、この動詞(V) speakにくっついているsが邪魔だから先頭のDoにくっつけちゃったんだ。
文を疑問文にするとき、その動詞は原形(Sがつかないやつ)にする必要がある。だから先頭のDoのところに邪魔なSを移動してくっつけちゃう。
DoやDoesを使って疑問文を作るときの語順は、
Do /Does + 主語(S) + 動詞(V)の原形 + …
疑問文になると、動詞(V)は全て原形になり、余ったSは先頭のDoにくっついてDoesになる。Sが余ってなければDoのまま、と覚えておこう。
今回はここまで。
次回は疑問文のその2とその3を紹介するよ。
それではまた。