英語学習029 前置詞(Prepositions) その2、 時間を表現する代表的な前置詞の紹介と前置詞句について
今回は、前回の続きで。
前回(第28回のやつ)のまだ見てないよという人は、ちょっとでいいから見ておくと良いかも。
それでは前置詞の続きの話を。
前置詞ってある種決め事みたいなところがあるから、結局覚えるだけなんだけど、自分で勉強するとなかなか頭に入らないことでも人に教えられると頭に入ることもあると思う。だから、私からちょっとだけ具体的な使用例を紹介するね。
前置詞の用法で代表的なのに時間を表す形があるんだけど、今回はそれを紹介します。と言ってもそれでも全部は紹介しきれないので、基本的なやつね。ぜひ記憶に残しておいてください。
まずこちら。
この「8月に」ってやつは、inなんだよね。1日から30日もしくは31日までがひと月として、「枠」的な感覚なんだろうね。
続いてこれ。
年号もinな感覚なんだね。
「月」も「年」もinということで。
次。
「午前中」もinという枠の中のイメージなんだろうね。
例えば9時から12時の枠みたいなイメージかな。
次はちょっと変えて。
「3時に」で at 3:00 と。
ただ、私なら、at 3:00とは言わないかな。
と、aroundを使うかも。
at を使うと、ちょうど3時ぴったり感が出ちゃうから(atは点だから)時間の約束にatは使いたくないよね。
または、
と、about使ってもっと逃げてもいいかも。
aroundっていうと、均一な距離で周りにある感じなんだけど、aboutってまだらな感じで周りにある感じで、実際3:30に着いてもなんとか言い訳が立ちそうじゃん?
次。
曜日はonなのよ。
atでもいいじゃんって思うかもしれないけどね。イメージの問題ね。
ピンポイントだけどピンポイント過ぎないから、とかなのかなあ。
I go to the office on Fridays.
とFridayにsをつけると、毎週金曜日に習慣として(もしくは決まりとして)オフィスに行ってる感が出るよね。
一応こちらも。
from A to B のやつね。「AからBまで」。中学一年生の英語のクラスで教えてもらうよね。
次。
「〜まで」という意味の前置詞。
ByとUntil。よく混乱するやつね。
「期限のby」「継続のuntil」とかって習うけどそれもよくわからん話で。
ということで、日本語訳の意味を固定して覚えちゃう。
例えばこんな感じ。
by…「~までに」(期限)
until…「~までずっと」(継続)
これでも頭に入りにくいという場合はこれで。
finish by ~ 「~までに終わらせる」
wait until ~ 「~までずっと待つ」
代表的に使われる動詞と一緒に覚えちゃう。
byの例文。
untilの例文。
まあこんな感じかな。
前置詞がわかると、前置詞句が見えてくるわけで、そこが一番大事だったりする。つまり前置詞+名詞のかたまりが見えてくると紛らわしい邪魔者を排除できるようになるんだ。
例えばこれ。
in the middleがその前にあるThe catを修飾する前置詞句(邪魔者)だってわかると
The cat is cute.
というシンプルな英文が見えてくる。S + V + C(主語+動詞+補語)のね。
英文ってこういった途中途中で長々と説明部分(邪魔者たち)が入ってくるから全体の文構造が見えにくくなるんだよね。
最初のうちは、例えば今回学んだ前置詞句を全部カッコで括ってその部分は全て読み飛ばしていくとかすると、ちょっと長々とした文でも全体の文構造が見えるようになって、簡単な英文に見えてくるから是非やってみてください。
例えばこういった文も、with white featherの前置詞句をカッコで囲って文構造を見ると
The chief gave the chicken (with white feather) to my brother.
が、
The chief gave the chicken to my brother.
になる。見えてくる世界が急に変わる感じね。
また、以下の文なんて、文型としてはS+V(主語+動詞)の第一文型ですからね。チョー簡単。
つまり、
The man stood (against the wall) (of an old house).
と分解でき、
The man stood
(主語 + 動詞)
の後に、
against the wall 「壁を背景にして」・・>stoodを修飾する副詞的な働き
of an old house 「古い家の」・・>wallを修飾する形容詞的な働き
がずらずらとくっついてるだけで、文型としては一番シンプルな、S + V(主語+動詞)の第一文型。
今回はここまで!
それではまた!
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