クリスコラム21　【シリコンバレー銀行の破綻】

今回はのクリスコラムでは
数ヶ月前にニュースを賑わせた
【SVB破綻について】

https://news.yahoo.co.jp/articles/2cbaf8c89d0e3fc847b1c8e427eb9ca794fe2631

に通いて解説してみたいと思います。

米シリコンバレー銀行（SVB）が
経営破綻しました。

SVBは総資産ベースで全米16位の金融機関であり、
リーマンショック後では、最大規模の金融機関の破綻となります。

SVBの顧客は主に日本で言うところの
ベンチャー企業または新興企業などの
法人でしたが、それらの企業は資金需要が
低かったため、SVBは預金の多くで
米国債や住宅ローン担保証券（MBS）などの
債券を購入していました。

その結果、昨年からのFRBの急速な利上げによる影響で、
保有する債券は含み損になっていました。

一方、顧客であるベンチャー企業または新興企業も、
金利上昇によって新たな資金調達に苦戦し、
それらがSVBからの預金流失に拍車をかけ、
SVBは含み損であった債券を売却して
現金化しなければならなくなりました。

結果、それが信用不安に繋がり、顧客が
相次いで預金を引き出した結果、
同行は破綻してしまったと言う流れです。

しかし、米国政府が同社の経営権を握り、
預金者保護に動いたため、預金は全額保全されるかと思います。

今回、預金者は助かる見込みですが
「銀行が潰れる」
こんな事予測してる人は普通なら
まずいないかと思います。

今の経済では何が起こるかわからない。
だから自身の資金は預金だけではなく
分散しないといけないのはあたりまえであり
今のうちから対策をとるのは必要不可欠です。