案内 2.11<戦中「日本的キリスト教を読む」を読む>をアップしています
2.11にも関わる<戦中「日本的キリスト教を読む」を読む>をアップしていますのでお読みくださいというご案内です。
◆2月11日。タモリの「2023年は新しい戦前になるんじゃないでしょうか」という言葉が話題を呼ぶような状況の中で、今年も巡ってきた。
戦前は、初代・神武天皇即位の日だとして「紀元節」に定められ(制定明治5年)、戦後は廃されたが、1952年早くも「建国記念日」法案が提出されたのを皮切りに、復古主義の動向の中、9回の国会提出を経て、1966年、「建国記念の日」と「の」を入れることで社会党も妥協し制定された。
戦前の、国家による宗教利用(国家神道体制)復帰を憂慮する人々、ことに宗教界ではこの日を「信教の自由を守る日」として覚えてきた経緯がある。
◆昨年2月、月刊『福音と世界』で、東京基督教大学学長・山口陽一氏が、連載<「日本的キリスト教」を読む>をはじめ、未だ連載中だが、私はこの連載の緒論(連載第1回、2回)を補強し、解説する文をNOTEに発表した。
◆私の家族・親族の個人的体験や、ちょっと面白いネタ(ゴスペルin文楽のことなど)も入っているので、ぜひお読み頂きたい。
山口氏が扱う「日本的キリスト教」とは、戦時下における特殊な、当時の日本の軍国主義的国策に迎合した、あるいは、何とかその中でキリスト教の生命線を守ろうとした特に神学的な営みである。
山口氏は、戦時中の該当する文献60数冊を読み込み、著者ごとに読み下し、解説している。
◆その中には、戦後の今日も、福音の土着化(脱植民地化)を考えるにおいて非常に役に立つ論も少数だがあることを紹介、解説している。
◆私のNOTE記事では、山口氏の論では「当然の前提」として割愛されている、戦時末期の、国民が被った多大な戦争被害、及び、そのような戦争を止められない「マインドコントロール」とさえ呼び得るような「思想統制」の状況をも、統計や事例の紹介をもって解説している。学びに供されたく願います。
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