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【書籍】アイデアのつくり方 ジェームス・W・ヤング
とても薄くてすぐに読み終えてしまう本ですが、単純明快で余計な着色がなく、わかりやすいため記憶に残りやすい本です。
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皆さんは人生設計だったり、経営方針だったり企画だったりを考えるときにどうやってアイデアを出しますか?
誰かがやっていた事をパクるのも1つの手ではあると思います。著作権に係ることをパクっちゃいけませんが、違う分野からアイデアを拝借することもあるでしょう。
人によっては1からひらめきを働かせる人もいるかもしれません。でも余程天才的な感覚を持った人以外はひらめきに頼るのは難しいと思います。自分の経験はサンプル1でしかありません。読書をすることでサンプル数が増えますが、なにも読書だけがアイデアの基ではないと思います。
この本に書かれているのは、
『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』
という事です。
例えば、スマホが突然原始時代に発明されることはありません。歴史を重ね、科学の発展があり、タッチパネルと携帯電話、アプリの概念が組み合わさって完成していきました。
このように新しいアイデアとは、既存×既存でしか生まれないということです。
そんなの当たり前じゃないか、と言われそうですが『アイデア=既存×既存』という明文化されることで、単純にひらめきに頼るよりも考えることが限定されます。
皆さんがやられている仕事に当てはめてみると、仕事自体は同じ業種の人がやればそうそう大差ありません。その中で価格競争を避けるためにも新しいアイデアを作る必要があります。
それが
(今の仕事)×(既存の何か)
ということになります。
既にプロとして働かれていることを前提に(今の仕事)は誰がやっても同じだとしたら、(既存の何か)は人によって違うことになります。
自分に他人より優位性のあるものは何があるのか洗い出し、自分の境遇・経験・学問から考え、趣味でもいいので興味があるものを書き出します。
その中で(今の仕事)と組み合わせられるものを考えることがオリジナリティのヒントになると思います。
もちろんお客様を無視した組み合わせが商売に繋がるのかは未知数ですが、ニッチであっても人から必要とされる新しいアイデアが見つけられたら誰でも出来るものでは無いかもしれません。
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