2023年に買ってよかったもの
2023年は激動の一年だった。新年はサウナー仲間と草加健康センターで迎えていた。整い納めと整い始めをSKCで迎える荒業である。ここのロウリュはマキタのブロワーで風を送るのでマジで焼ける。ちなみに薬湯も謎に効くのでオススメしたい。
初詣は神田明神でやって、おみくじを引いたらいのちの電話みたいなアドバイスをもらった。幸先が悪すぎる。
2月に横須賀に引っ越した。人嫌いを直そうと思って、それはある程度成功したと思う。車を買い、実家のものを処分し、その気になればすぐに引っ越しができるような体制を組んだ。そして年末のいまは都内への引っ越しを計画している。
今年買ったものは引っ越し関連のものが大半だが、今年買ってよかったものを紹介しつつ一年を振り返りたい。去年のやつも一応貼っておく。
使い続けているもの
特に評価の高いものを挙げている。書いていないものでも使い続けているものはあるのだが、それは既に日常と化しているのである意味で凄いのかもしれない。
ブラウン オーラルB クロスアクション
2021年からずっと使っている。きちんと磨けている感があり最高。ただ、愛読しているMONOQLOを読んでいたらfitハブラシという新星が出てきているらしいので一度買ってみようと思う
Shokz製品
OpenCommを2021年に紹介しているが、OpenRunも買っている。なんならOpenCommよりもこちらのほうが稼働率が高い。ランニング、サイクリング、家事、何でも使える。防水なので風呂でラジオを聴くにも良い。無敵。洗車や機械整備の際にOpenRunでラジオを聴くとちょうど良い感じがする。音質については評価しないが、私は音楽よりラジオを聴く時間が長いので気にならない。
アナログタイマー
トマト型のキッチンタイマーからタイムタイマーに変更した。使い方は相変わらずポモドーロ・テクニック用なのだが、音はこちらのほうが優しいのでタイムタイマーのほうが良いと思う。
Creative Pebble
線が3本あってデスクの見た目がすっきりしないので何度買い換えようかと思ったが、同価格帯でこれを上回る製品がなくずっとデスク上に鎮座している。音質もそうなのだがノイズが出ないとか、音量調整が無段階できちんと効くとか、安いモデルだと外れたときに酷くなる要素が全てクリアされているのも大きい。とはいえ新居ではJBL Pebblesを使うつもりだ。更に線が減るので。
使わなくなったもの
ディスプレイの上に置く棚
これは机をきちんと整理した結果要らなくなった。収納を増やすよりモノを減らすほうが本質的だと思う。
今年買ってよかったもの
最初に言っておくとレヴォーグは若干後悔している。というのも今は機械式立体駐車場に入れているのだが、かなり入れにくい。プラスに考えると駐車版大リーグボール養成ギプスみたいになっており平場の駐車ではまず困らないのだが、もっとしんどいのは洗車だ。うちの機械式立体駐車場は何かわからんがチリが大量に出てきて1週間でフロントガラスがチリまみれになる。しかもサイズが大きいから洗車が大変。もっと雑に扱える車でないと厳しいと思った。
というわけで走りの性能は最高なのだが、メンテナンス面がしんどいのでレヴォーグは手放す予定だ。最初からアルトとか買っておけばもっと乗ったかもしれないし、引っ越しの際に月極駐車場を探したかもしれない。YZF-R3→グロムという前例もあるのだが、どうも私はきっちり走るマシンよりも雑に扱えるマシンが好きらしい。
DELL S3422DWG
引っ越しを機にWQHDモニタを導入した。ブラウザ半分、エディタ半分みたいなことをやっても両方相当大きく映せるので作業効率がとても高い。3分割でも1画面あたり1100px程度あるため、かなりの作業ができる。しかもS3422DWGはUSBポートなんかも完備しており、Creative Pebbleの電源をここから取れるので最高である。機能の充実度と値段が個人的には釣り合っており、2023年で最高の買い物だったと思っている。
欠点としてはWQHD出力に対応したデバイスの少なさがある。まぁPCに全てを任せれば解決はするからいいのだけど。それと箱がとにかく大きい。湾曲しているので箱が分厚い。しんどい。このデメリットゆえに新居に持って行くかは微妙で、以前使っていたLG 27UD58を新居では使うかもしれない。高速道路を使えば1時間で帰れる場所なので、使いたくなったら取りに帰れば良いし。
とはいえS3422DWGのおかげでCreative Pebbleの「線が多い」というデメリットをかなり相殺できており、文句なしに今年のベストバイである。
CalDigit TS3 Plus
Macを拡張しまくれるドック。仕事で使うMacBookから生えているケーブルはこいつに繋がる1本だけで、あとは全てTS3から生えている。何が便利かというと言葉にしにくいのだが、全部こいつに接続を任せられるので楽です。以外の言葉があんまりない。もはや便利とか便利じゃないを超越してデスクの一部になっている。ベストバイ第二位。
CIO NovaPort Quad 65W
小さくて4口もあるアダプタ。USB TypeAポートがあるのが一番良い。全てをTypeCに統一できていない民としては
MacBook
スマートフォン
Type Aで充電する何か
みたいな充電ができるのが一番ありがたく、職場に持って行くポーチにはこいつが入っている。
無印良品 ビジネスリュックサック
職場に持って行くリュックサックについて色々と放浪していたのだが、シンプルで高機能な無印製品が一番良かった。一番のストロングポイントはなんかよく分からんけど薄いわりに収納力があること。リュックサックは単体で記事を書きたいが、通勤するのにガワはこれで良いと思う。
無印良品 壁に付けられる家具
長押に関してはかなり特殊なことをしている。というのも、Meta Quest2 を壁にかけるために長押に穴を開ける加工を行った。
ヘッドセットチャージスタンドOQ2は壁に穴を開け、アンカーを突っ込んで壁掛けができる。しかし壁に穴は開けたくない。たまたまアンカーに必要な深さが長押のサイズと同じくらいなので長押に穴を開けて保持するようにした。
これでMeta Quest2の収納が非常にすっきりした。ゲーミング製品特有の発光はやめてほしいのだけど、まぁ許容範囲内。それよりも収納がすっきりするメリットが大きい。
他にも無印の壁に付けられる家具はいろいろと使えるので神だと思う。
ストーナー クリーン&リペル
レヴォーグは買って後悔している面はあるものの、カー用品ではストーナーのクリーン&リペルが最高だった。洗車の後にこいつをガラスに吹きかけて拭き上げると見違えるほど綺麗になるし撥水もする。自己満足みたいなところはあるが、洗車用品で一番効果を感じたのでランクイン。バイクで使わない洗車道具はレヴォーグ売却のタイミングで実家に送りつけたいと思う。君たちは実家のプリウスを綺麗にしておくれ。
除湿機
蒸し暑い時期に除湿機を使うだけで快適さのレベルが数段変わる。これは経験しなければ分からないと思う。なくなってはじめて湿気の不快さを感じられるという感じ。唯一の欠点は「空気中の水分を吸っているだけでなんでこんなに水が溜まるんだ……」とドン引きできること。なんでこんなに水が溜まるんだ。
象印の加湿器 EE-DCシリーズ
湿度の調整は心の調整。こちらは冬用。見た目のスッキリさを完全に捨てて加湿性能に全振りした象印EE-DCシリーズの登場だ。スチーム式なので沸くまでに時間がかかるし駆動音がうるさいのは欠点ではあるが、そのぶん清潔な蒸気が部屋を潤してくれるし暖房代わりにもなる。湯沸かし音セーブ機能はあんまり機能していないのはご愛敬。クエン酸を突っ込んで沸かせば清掃できるメンテナンス性も良い。もうメンテナンス性の高いものしか買いたくない。
その他、良かった体験
モノではないが、体験として良かったのはブラジリアン柔術を始めたことだろうか。めちゃくちゃ弱いのだが、それでも当社比では思い切りが良くなっているので効果は出ていると思う。引っ越してからも続けたい。というかブラジリアン柔術が続けられることを念頭に引っ越し先を選んでいる。
なぜ思い切りが良くなったのかというと、リスク感覚の変化だと思う。これまでは「◯◯したらどうしよう…」という気持ちが強くて何もできないことが多かったが、格闘技を始めてからは「ボコられても何とかなる」ということが分かり世界がより安全に見えるようになった気がする。あとは体力が増したことで面倒臭がりが軽減されたのもあると思う。
ただ、よく言われるように始めてから1年くらいはひたすらボコられ続ける。最近ようやくボコられる中で試行錯誤ができるようになってきた。ボコられるパターンが理解できたという感。私は将棋でボコられ慣れているので楽しめているが、そういう課程を楽しめる人でないと厳しいと思う。まぁ最近入ってきた人相手にはパスガードできるので強くなっていると思うのだけど。
読書では『セルフ・コンパッション』『エンジニアのためのドキュメントライティング』『自信をもてない人のための心理学』『その生きづらさ、発達性トラウマ?』がかなり良かった。ドキュメントライティング以外はメンヘラ向けの本だがセルフ・コンパッションについては万人に勧められるのではないだろうか。
レヴォーグの維持は微妙だったが得たドライビング体験はやはり良く、千里浜なぎさドライブウェイや磐梯吾妻スカイラインといった片道300~500kmコースの絶景道路まで足を運べたのは良かった。とはいえこの辺りまで出る場合、強い拘りがなければ現地でレンタカーを借りるのが一番良いと思った。バイクにしろ車にしろ、ワインディングなどで感じる「強さ」のために普段から気を遣うのは性に合っていないという感。
映画については今年はあまり観ていなかったのであまり手札がないのだが、一番は『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』だった。コワすぎ知らない勢でも貞子vs.伽椰子が好きな人は見てほしい。同じ監督なので。
たけし映画好きとしては首もなかなか良く、特に加瀬亮が良かった。アウトレイジでは暴力の行使に慣れていないインテリヤクザの所作を、首では暴力の行使に慣れた君主の所作を見事に演じ分けている。すごいな、俳優って。そんな中で大抜擢を受けたアマレス兄弟に最大の賛辞を送って2023年の振り返りを締めたいと思う。
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