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美容師は営業マン?
美容師として、お客様の【髪や頭皮の悩み】をお聞きし、それに合った【商品】をご提案するのが当然だと思っていました。
髪の手触りくらいの悩みだと解決したように思えていましたが、ホームケアを頑張ってくださるお客様の深刻な悩み(抜け毛、薄毛、かゆみ、フケ)ほど解決するどころか悪化しているのでは?と疑問を抱くようになったのです。
もちろん提案した商品を習慣的に使用する事によって【悩みが増える】なんて正直、考えたことがありませんでした。
そして実際、自分自身が【商品】を使っている間にそのことに氣づくこともありませんでした。
でも、【シャンプーをやめた時】に初めてその違和感に氣づいたのです。
【酷い臭い】が消え、【かゆみ】もなくなり、髪が自然にまとまるようになる――。
「あれ?」と気づきました。
【かゆみ】を抑えるためにシャンプーしていたのに、むしろやめた方がかゆみがなくなる?
臭くならないためにシャンプーをしていたのに、しない方臭わないなんて!
髪がまとまるようにしっとり系のシャンプーをしていたのに、しない方がまとまる?
私達美容師はインプットして来た【商品知識】に惑わされがちですが【皮膚】のメカニズムもしっかり国家資格の勉強で学んで来ていますから
【モノ】と【悩み】があふれている今の時代、
"商品を売る為の営業マン"ではなく、
お客様の悩みに真摯に向き合う柔軟さが生き残る鍵だと思います。