【部下との関わり】話の理解度が「簡単にわかる」質問の仕方をご紹介
口にこそ出さないかもしれないけど、心で思ったことがある方のために、本記事では部下の理解度が「簡単にわかる」質問の仕方をご紹介します。
なぜ説明した直後に、部下から質問をされないのか?
・説明されたタイミングでは理解したと思ったから
・疑問点はあったけど、上司含め周りの目を気にして答えられなかったから
・疑問点はあったけど、やってみたらわかるだろうと思ったから
など考えられる可能性は上記以外でもありそうですが、それら含めて上司の質問の仕方一つで改善される可能性があります。
よくあるパターン
部下にしてほしいこと・理解してほしいことを説明したあとに、
・「今の話わかった?」
・「なにか質問ある?」
・「なにかわからないところある?なんでも聞いて」
と聞いていませんか?
この聞き方、実はまだ工夫の余地があります。
なにが問題なのか
上記の2つの質問はいわゆる Yes か Noと答えさせるクローズドクエスチョンです。そのため、質問することに慣れている部下や部下との関係性がよい場合は問題ありません。
ただ関係性がまだできていない、さらに内気な傾向にある部下は、たとえ不明点な有っても「(多分たいだいわかったと思うから、一旦ここでわかったで答えておこうかな)はい、わかりました。」と返す可能性が高くなります。それを防ぐために、別の聞き方で確認を取ります。
代わりのおすすめな聞き方
「今の話、何割(%)わかった?」
Yes or No ではなく、回答に幅を持たせ、最初からわからないこともある可能性に立った前提で、数字(割合や%)で正確に確認をします。※コーチングではこれを「スコアリング」と言ったりします。今後もよく出てきますので、ぜひこれを機会に覚えていただければ嬉しいです。
実際にはわかっていないけど「100%わかりました。」と答えるのは勇気が必要です。もしそれで相手が「100%です」と答えるのであれば、それは本当に理解している可能性が高いので、そのまま信じましょう。
この聞き方をすると多くの方はその場で正直に「60%です」、もしくは「80%くらいです」などと返してくれる可能性が高まります。その場合は、
「残りの20%はどこの部分?」
と続けて質問すればよいわけです。すると自然的にどの部分でわからなかったのかをその場で確認することができます。結果、認識の違いを起こさず、時間のロスをせず、物事を進めてもらえるようになります。
まとめ
より理解度の確認の精度を高めたい場合は、Yes か Noのクローズドクエスションではなく、数字(%)を使って聞いてみましょう。部下から新しい反応が返ってくるはずです♪
余談
言い方や聞き方一つで部下の返答が変わります。ただ部下が普段から話ししてくれない、質問してくれないのは、普段のあなたのコミュニケーションの仕方、発しているオーラに問題がある可能性も十分にありますので、ぜひご留意くださいませ。
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