号外黄金週間スペシャル。岡谷光学Vista双眼鏡。ガラクタ屋さん出身
ガラクタ屋さんが中心の悪の枢軸の企画で私が70になった時以来毎年何か事業を展開してもらっているのであるが、後期高齢者になると言うのでまた何かプロジェクトを立ち上げようと言うのでにだいめさんが佃島に来てくれたのである。
その打ち合わせは滞りなく終わってそれはガラクタ屋さんの公式発表待ちと言う段階であるが、その後の雑談がいろいろ面白かった。なんでもにだいめさんの話によるとロードカメラで有名な岡谷光学の高級な双眼鏡をまとめて持ってきたお客さんがいると言うのである。これにはびっくりした。
1970年の大阪万博の時に私はロードカメラを持って万博を撮影したのである。その撮影した仕事は1971年の私の連続3年間開催した銀座のニコンサロンの2度目の個展で展示された。このメーカーが双眼鏡を作っていたと言うのは全く知らなくて2年ほど前にネットオークションでそのことを知ってこのメーカーの双眼鏡を1つ手に入れた。そのブランドをVistaと言うのである。なかなかいいブランド名だと思う。
その複数の双眼鏡をにだいめさんから譲っていただくことにしてさっき宅配便で到着したのであるがびっくりした。全部で5つの大変なコレクションである。私が使っている口径15ミリの6倍の小型のやつが3つあってその上のクラスの7倍の対物レンズが20ミリのやつ、さらに陸軍の標準サイズの8倍で対物レンズが30ミリのやつ。私はいきなり岡谷光学の双眼鏡の世界屈指のコレクターになってしまった。
にだいめさんにもお話ししたのであるが私は中学1年のクリスマスプレゼントにニコンのミクロンと言う双眼鏡を買ってもらった。小型のプリズム双眼鏡でずっと使っていたのであるがバルセロナオリンピックの前の年にスペインのバスク地方の大都市ビルバオのホテルに忘れてしまったのである。
私の双眼鏡の使い方は以前タワーマンションの37階に住んでいた時に天気の悪い日雨が降っているかどうかをチェックするときに高倍率の双眼鏡で外界を見て傘をさしている人がいるかどうか調べるのである。
その他の大切な使い方と言うのは最近ではもうコロナ関係で海外には行かないのであるがヨーロッパをウロウロしていた時に空港のトランジットルームで飛行機の案内のインフォメーションを見るときに私は目が良くないから小型双眼鏡を首から下げていてそれで出発時刻をチェックするのだ。
あとミュージアムで美術作品の細かいところを観察するためにも小型双眼鏡は必須なのである。それでこの20年と言うものを主に双眼鏡を買うのはガラクタ屋さんと決めていてずいぶんたくさんの品物が集まって満足である。日常生活で1番使うのは対物口径20ミリで10倍の小型なやつであるがこれは2代目さんが自分でCityカモフラージュのパターンのでレザーを切り抜いて貼り直したものでなかなかかっこ良い。これはガラクタやにだいめさんが所蔵のCityカモフラージュのウェルミーワイドとお揃いなのである。
今回譲ってもらった1番大きなモデルは標準的な倍率8倍対物合計30mmと言うやつだ。これは陸軍のスタンダードなサイズの双眼鏡だなぁ。海軍のやつはもっと大きくて対物口径50ミリで倍率はちょっと低い7倍と言うのがスタンダードになっている。
以前超大型タンカーライラを取材したときに、東京湾に入ってくる直前に水先案内人すなわち浦賀パイロットさんがランチで接近してきて巨大大型タンカーに乗るのである。水先案内人パイロットがかっこいいなと思うのはちゃんとしたブリティッシュブレザーのおしゃれなおじさんであって、ライフジャケットなんてつけていない。と言うのも一般の漁船は波の高さが3メートルになったらみんな港に戻ってしまうのにパイロットは波の高さは5メートルでもその業務を遂行するのだそうだ。
万が一海に落ちても絶対助からないから最初からライフジャケットはつけないのだと聞いた。男の中の男ですね。それで私は水先案内人さんがどんな双眼鏡を首から下げているのか細かく観察して面白かったのはバードウォッチャーの初心者さんが初めて買ったようなクラスの安物の双眼鏡なのである。さすがプロフェッショナルは道具を選ばないと言うことを痛感した。
その時私がやっていた仕事は日本郵船のアサインメントでデジタルカメラはもっぱら入門モデルを使っていたのである。1000ページの写真集で長徳海を行くというのがあるが、これは表紙はリコーの入門用のデジタルカメラで撮りました。CX何とかと言うやつモデルであって、GRが登場前のモデルである。
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チョートクのカメラノート📷🎥📹
カメラで本気出す。カメラに本気出す。ついでに写真芸術にも本気出す。2001年5月からスタートしたチョートクカメラ日記です。webマガジンは…
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