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デビットダグラスダンカンとニッコール13.5センチ

デビットダグラスダンカンは日本の名もない35ミリカメラ用のレンズの価値を発見したのは偶然日本人フォトグラファーに基準うざっうざっから持っていたニッコールレンズ 8.5センチで自分のポートレートを撮影されてその出来上がったプリントのクオリティーにびっくりしてすぐに日本の大井町の工場に見学に行った。

ライフのスターフォトグラファーであるから朝鮮戦争を取材に行く直前にライカスリーエフをいちどに五台買ったと言う。

しかしスターフォトグラファーが戦場に持参したのは最初に自分のポートレートを撮影されてそのクオリティーに驚いた8.5センチのレンズではなくて13.5センチの横であった。

5センチef 1.5と13、5センチF4を持参したのである。経験のある戦場カメラマンとしての体験からすると8.5センチで戦場を撮影するのは危険であってそれよりも長い13.5センチの方が自分の身の安全を確保できると言う非常に重要なポイントがそこにあったと思う。

ニューヨークから帰ってきたばかりの高梨さんと話をしたときに彼はニューヨークで135ミリのレンズの面白さに気がついたと言った。私も同感であってその当時135ミリを結構使っていた。

その次の週にカメラ毎日の編集長の山岸さんに会ったときの雑談で、高梨は135ミリのレンズが面白いとか先週言っていたけれどもそんなの関係ないよと言うのである。

当時若かった私がこの言葉に失望したのは、写真家と編集者の間にはやはり巨大な135ミリあるいは13.5センチの溝が横たわっていると言うことだった。

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