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ブラックのニコンにヤスリをかける

中学1年生の時に手に入れたニコンエフはクローム仕上げであった。またブラック仕上げと言うカメラの存在を知らなかった。

高校生になって本格的な思春期になるとクロームよりもブラックニコンのほうがかっこいいと言う認識になった。つまり色気づいたわけである。

高校は1クラス50人で8クラスがあったから1学年で400人。その中でニコンエフ厨を持っている高校生はどこかの建築会社の社長の息子と、大田区の天ぷら屋さんの息子とそれと私であったが私だけクローム仕上げなのは面白くない。

磯村と言う天ぷら屋さんの息子にニコンのサービスセンターを紹介してもらった。当時のニコンは日本橋の布団屋さんのビルの上にあった。それでトップカバーとボトムと全部クロームからブラックにしてもらった。その値段が7000円だったからかなりの出費である。

日本デザインセンターに入ったときに1年先輩のアシスタントがヘンテコリンなやつなのであるがびっくりしたのは彼は自分のブラックニコンカメラにヤスリをかけて偽貫禄を作っていたのである。やれやれうざっ

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