もう一度カメラの話をしないか? その16 中平卓馬のファインダープリズムが腐ったキャノンF1
中平さんには私はかなり前から面識があった。1960年代の後半に東松照明さんの新宿の仕事場にお邪魔した真夏の暑い日にそこに現れたのが現代の眼編集部だった中平卓馬さんであった。たまたま私は唐松さんに見せるポートフォリオを持っていたので、中平さんにも一緒に診てもらった。中平さんが指し示したこれが1番いいと言う写真は自衛隊の入間基地で私が撮影したアメリカの大型輸送機を21ミリの広角レンズで撮影したHigh Keyな作品であった。
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