お歳暮とD200のストラップ。幅の広いストラップが嫌いなのである。遠くから見てももろに何のカメラを持っているかが分かってしまう😎🐧🐧
ストラップは何十年も苦労しています。1番長く使ったのは昔のライカのレザー製のストラップである。高校生の時にまだ神田にあったシュミット商会にお小遣いをはたいて買いに行った。部長のAkashiさんがお前高校生なのにえらいねと言うので1本分のストラップにもう1本サービスでつけてくれた。確か1本2000円位だから当時すごい高かった。そのストラップを今でも使っているのである。カメラは売ってもストラップをうるなと言うわけだ。
あそれと1970年代にニコンが出していた黒いナイロンのあまり太くないストラップもよく使った太いストラップが私が嫌いなのはそれが体にまつわりついて撮影の邪魔をするからである。
でも細いストラップだったらいいと言うわけではない。ちょうど四半世紀の昔になるがAAのハングいさんが私の仕事場を訪問したことがある。大雨の日であって彼はバイクで来たのでエントランスしばらく雨合羽から水滴を滴らせていた。それがなかなかいい感じであった。70年代にスタジオで仕事をしているとそこに現像所の人がバイクで撮影したフイルムを取りに来るのである。雨粒を雨合羽からポタポタ垂らしながらスタジオの脇で撮影の邪魔にならないようにただ静かに立っているのである。そのふいんきを実にうまく再現しているのでおしゃれだなと思った。
でもAAのストラップは私は気にいらなかった。帯に短したすきに長しであった。今はどうなっているのか知らないが仕上げがよすぎるし趣味的なところが面白くないのである。それとストラップの長さが決まっていて1番使いにくい中途半端な長さなのである。
ライカユーザを見ていて私はライカのその本体よりもどのようなストラップをつけているかでそのライカユーザのレベルを判断するようなところがあるから新品のAAのストラップはレベルの外と言うことになる。ロバートフランクはあまりストラップにはこらない人であるがフリードランダーはクラシックなライカのレザーのストラップを使っていておしゃれだった。
ところで話を本題に戻すが長野の友人が送ってくれた年末の心づくしの品物の中にこのストラップが入っていたのは嬉しかった。だってこれはクラッシックストラップと呼んでも良いようなアンティークであるからだ。
今の皇太子殿下、直の天皇陛下は写真すきで在らせられるからよく山登りの時などを報道陣にフォーカスをかけられていたが1番印象に強かったのは赤いキャノンの幅広のストラップであった。皇室の方がが使っているストラップのカメラと言うのはどのような経済的効果があるのかは知らないけれど皇太子さまがごく普通に左肩からかけている赤いストラップと言うのはかっこよかった。もちろんこれは下下に真似ができるようなレベルではないのである。
こないだ国民に対してステートメントを発せられた天皇陛下が若い頃に半年の時間をかけてアメリカからヨーロッパを訪問なさったのであるがその時のお写真を拝見しているとニコンエスツーがエバレディケースに入っていて航空機からタラップで降りられた時かつての英語の家庭教師の女性と握手をなさっている報道写真がある。その時の天皇陛下の左手で持ったカメラストラップの扱いがなかなか年季が入っているので感心したことがある。
ああそれと素人さんに人気のプロ用ストラップと言うのは大嫌いです。大昔はニコンの報道機材日などに行くといくらでも無料でくれたものであった。大体プロ用ストラップをつけている人はプロでないと言うことには影響がある。もともとプロ写真家と言うのは私の分もそうであるが視神経の幇間であるからあんまり種子自慢できたものでは無いのだ。
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