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バカの学校

私が選んだ高校は、家から最も近い学校だった。

その高校の先の、一本大通りを渡ったところにあるのが

自分の学力に合う学校だったのに、

私はバカの方の高校にした。

今日、その頃の夢をみた。
夢の中の私は一本先のバカじゃない学校に行っていた。
あの学校の制服をきて家に帰ってくる時、
バカの学校の生徒を、いい気分で見た。

起きて、がっかりした。
私は、まだ、あの時の自分を悔いているのか?と思った。

バカの学校に行った私は、いい成績をたくさんとった。
でも、多くの生徒の馬鹿騒ぎに
まったく話が合わないで、苦しい時も多かった。

私は、バカの学校から、海外に留学した。
先生は、おまえこそバカだと言わんばかりによろめいた。
どうして、推薦でいい大学に行かないで
海外の誰にでも入れるような短大に行くのかと。

その後、私の人生は、どんどんおかしくなった。
いつのまにか
普通と違うということは、比べられないと言う意味で、自分をいつも安心させていた。
後悔しない。

それなのに、今日のような夢を見た。
もしも、私が一本先の学校に行っていたら、
今も人生はもっと良くなっていたんじゃないかって、
そんなことを問わされる夢というのは、
他人でもないのに、他人みたいに説教くさく
私じゃないと思った。


#受験 #詩 #日記  

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